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バレイヤージュとは、フランス語で「ほうきで掃く」という意味を持った言葉です。その名のとおり、髪の毛をサッとほうきで掃いたように部分的にカラーを入れるので、初めて明るい色に染める人でもチャレンジしやすいスタイルです。
ただし、バレイヤージュはハイライトに似ているので、自分がしてみたいヘアスタイルがどちらなのかわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、バレイヤージュの魅力とハイライトとの違いについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
トピック
バレイヤージュってどのようなヘアスタイル?
バレイヤージュとは、髪の表面にベースカラーよりも明るい色を入れるヘアスタイルです。ただし、根元にはあまりカラーを入れず、髪の毛の中間から毛先にかけて、ほうきでサッと掃いたようにスジを入れながらカラーを入れます。
毛先は完全に明るいカラーに染まりますが、全体で見るとベースの暗いカラーが残っていますので、「髪を明るくしたいけれど、派手になりすぎたくない」という人におすすめです。
バレイヤージュとハイライトは何が違う?
バレイヤージュと似たヘアスタイルに、ハイライトがあります。ハイライトは髪の毛の中心から毛先にかけて、ベースより明るいカラーをスジが入るように入れていきます。
ただし、ハイライトはバレイヤージュのように毛先に向かって明るいカラーで染めた領域が多くなることはありません。毛先にもベースの暗いカラーがメインで残りますので、明るさを抑えたい人はバレイヤージュよりもハイライトがおすすめです。
バレイヤージュが色落ちしたらどうなる?
バレイヤージュは毛先に向けて明るい領域が増えるようにカラーを入れていくため、色落ちしても毛先に向かって明るくなっていくグラデーションが残ります。色落ち後のカラーは、バレイヤージュで入れる色によって次のように異なりますので参考にしてください。
バレイヤージュカラーの色落ち変化
- ダークラベンダー → グレージュ
- オレンジ → ベージュ
- ラベンダー → ブロンドまたは白
- オリーブアッシュ → グレージュ
- シルバー → ベージュ
- ミルクティーベージュ → イエローベージュ
- ピンク → 赤茶 (ブリーチありの場合は金色)
バレイヤージュでおすすめのヘアカラー
バレイヤージュは、ベースの髪色よりも明るいカラーなら何色を使用してもかまいません。しかし、どのようなカラーが自分に似合うのか知りたい方も多いと思いますので、ここではバレイヤージュでおすすめのヘアカラーを、雰囲気別にいくつかご紹介します。
オフィスでもOK!黒髪×オリーブアッシュ
「仕事柄、髪の毛の色を明るくできないけれど、バレイヤージュを楽しみたい」という方には、黒髪に馴染みやすいオリーブアッシュがおすすめです。オリーブアッシュは色落ちしても落ち着いたヘアカラーのグレージュになるため、頻繁に美容院へ行けない方も長く楽しめます。
黒髪やロングでも立体感を作るならミルクティーベージュ
髪の毛に立体感を出しつつ、女の子らしくかわいい雰囲気を出したい人にはミルクティーベージュがおすすめです。
ミルクティーベージュはベースカラーが暗いほど立体感が生まれます。そのため、「全体的に髪の毛は明るくしたくないけれど、ハイトーンも楽しみたい」という方や、「ロングヘアでものっぺりしたくない」という方にチャレンジしてほしいカラーです。
かわいいの王道!ピンク
とにかくかわいさ重視でバレイヤージュを楽しみたいというのであれば、ピンクがおすすめです。ピンクは暖色カラーなので、ベースのカラーが赤茶色や茶色だとよりしっくりします。
なお、ピンクはブリーチをしなくてもカラーが入ります。ブリーチなしの場合、くすみピンクになるため、派手になりすぎたくない人や、黒っぽいベースカラーに合わせたい人におすすめです。
一方、ブリーチありの場合は鮮やかなピンクや白っぽいピンクにすることも可能なので、ゆるふわな感じがお好きな方はブリーチありでピンクを入れましょう。
明るく元気な雰囲気を出したいならオレンジ
オレンジのバレイヤージュは、ポップで明るい雰囲気を出したい方におすすめです。オレンジは色落ちしても綺麗なベージュに変化しますので、頻繁に美容院へ行かなくても長くカラーを楽しめます。
ビタミンカラーは顔色を明るく見せてくれますので、顔のくすみを飛ばしたい方や、表情を明るく見せたい方にもおすすめです。
かっこよくクールに決めたいならシルバー
クールでかっこいい雰囲気がお好きな方には、シルバーのバレイヤージュがおすすめです。シルバーはベースが黒いほど髪の毛に立体感が生まれますし、黒からシルバーへの自然なグラデーションも楽しめるので、こなれ感もアップします。
シルバーは色落ちするとベージュに変化しますので、色落ち後には違った雰囲気を楽しめます。
バレイヤージュに関するQ&A
最後に、バレイヤージュに関するさまざまな疑問にまとめて回答していきます。カラー後に後悔しないよう、気になる点はすべて解決しておきましょう。
バレイヤージュの色持ちは何ヶ月?
バレイヤージュに限らず、ヘアカラーの色持ちは1ヶ月程度で す。ブリーチが必須になるシルバーやミルクティーベージュなどは1ヶ月持たないこともありますので、染めたてのカラーを維持したいのであれば、月1回は美容院に行って染め直してもらいましょう。
ただし、バレイヤージュは根元にあまりカラーを乗せないので、髪の毛が伸びてきてもプリンにならない点が特徴です。色落ち後のカラーを考慮して施術を受ければ、長い期間、染め直すことなくバレイヤージュを楽しめます。
バレイヤージュは失敗する確率が高い?
バレイヤージュはほうきでサッと掃いたようにベースより明るいカラーを入れるデザインですが、まれにグラデーションの境界がぼやけておらず、上と下ではっきり2色にわかれてしまうことがあります。これは美容師の技術不足が問題です。
色をぼかして入れるためには、高い技術が必要になるため、施術を受ける美容院を決める際は、インスタなどで実際の施術例を載せているサロンを見つけましょう。実績のある美容師に担当してもらえば、イメージどおりのバレイヤージュに仕上がるので、失敗を防げますよ。
バレイヤージュはどのような髪の長さでも似合う?
バレイヤージュはショートからロングまで、どのような髪の長さでも似合います。ベースカラーよりも明るい色をスジ状に入れ、毛先に向けてグラデーションを作ることにより、誰でも髪の毛に奥行きや立体感を出すことが可能です。
まとめ
バレイヤージュはハイライトと似たスタイルですが、毛先に向けて明るくグラデーションが入るため、ハイライトよりも全体的に明るいカラーを楽しみたい人におすすめです。
1ヶ月もするとカラーは色落ちしてしまいますが、バレイヤージュはおしゃれ染めのように根元からカラーを入れず、髪の毛の中間からカラーを入れるので、長期間カラーを楽しめます。バレイヤージュを長く楽しみたい人は、色落ち後のカラーも考慮しつつ、入れたい色を探してみてください。
本記事で引用させて頂いたサロンさま
トレンドのヘアスタイル、ネイル、メイクといった女性向けの話題を中心とした記事を配信中。
日々の忙しい生活の中で女性としての意識を忘れてしまっているとしたら、少しだけ目を留めて読んで頂けると嬉しく思います。