爪割れの原因は?症状別に疑われる病気や対処法、予防法をご紹介

本記事はプロモーションが含まれます

「爪割れの原因って何?」「爪割れが起きたらどうすればいいの?」と疑問に思われている方もいるのではないでしょうか。爪は健康のバロメーターともいわれており、爪割れなどの爪トラブルには何らかの病気が隠れている可能性もあります。

今回の記事では、爪割れの原因や爪割れを引き起こす病気、爪割れの対処法や予防法についてご紹介します。爪割れの症状にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

爪割れが起こる原因とは

まずは、爪割れが起こる主な原因についてご紹介します。

栄養不足

爪の原因として、栄養不足が考えられます。過度な食事制限をしたり、栄養バランスが偏っていたりすると、爪に十分な栄養が行き渡らず栄養不足に陥ってしまいます。爪に栄養が行き届いていないと、健やかな成長が妨げられて爪が脆く割れやすくなるのです。

爪の乾燥

爪割れの原因として、爪の乾燥も挙げられます。お肌と同じく、爪も乾燥すると外部からのダメージに弱くなります。水仕事が多い方やネイルをする方などはとくに爪が乾燥しやすいので、こまめな保湿が欠かせません。

加齢

爪割れの原因として、加齢も考えられます。加齢に伴って代謝が低下し、お肌や爪の保湿力が下がることによって、爪も割れやすくなるのです。

【症状別】爪割れを引き起こす病気

ひと口に爪割れといっても、爪の割れ方はさまざまです。症状によっては、何らかの病気が爪割れの原因となっている可能性もあります。ここからは、爪割れを引き起こす病気について症状別にご紹介します。

爪が割れている(欠けている):爪甲縦裂症

爪が縦方向に割れていたり、欠けていたりする場合、爪甲縦裂症の可能性があります。爪甲縦裂症は、甲状腺機能の異常やマニキュアなどの外部刺激、皮膚疾患などが原因で起こる爪の病気です。一般的に、ステロイド外用薬を塗って治療します。

参考 : 爪甲縦裂症とは?症状・原因・治療・病院の診療科目|病気スコープ

爪に縦線ができている:爪甲縦条

爪に縦線ができる爪甲縦条は、主に加齢が原因であり、健康な方にもよく見られる現象です。過度に心配する必要はありませんが、症状が進行すると爪が縦に割れるケースもあるので、保湿などのネイルケアを念入りに行いましょう。

参考 : 爪の病気 Q14 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

爪が2枚に分かれている:二枚爪(爪甲層状分裂症)

爪が先端部分で2枚に分かれているのは、二枚爪(爪甲層状分裂症)と呼ばれる症状です。二枚爪の原因には、外部からの衝撃や爪の乾燥などが挙げられます。とくに乾燥しやすい冬の季節には、二枚爪に悩まされる方が多いです。

二枚爪は、軽度であれば保湿などのセルフケアで改善が期待できます。しかしセルフケアだけで改善が見込めない場合は、皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

参考 : 爪の病気 Q6 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

爪が浮いて白くなっている:爪甲剥離症

爪が浮いて白くなっている場合、爪甲剥離症の恐れがあります。爪甲剥離症の主な原因は、カビの一種であるカンジダや尋常性乾癬、接触皮膚炎などです。爪甲剥離症に対しては、ステロイド外用薬などで治療を行います。

参考 : 爪の病気 Q9 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

爪が白く濁ってボロボロ欠ける:爪水虫(爪白癬)

爪が白っぽく濁ってボロボロと割れたり欠けたりする場合、爪水虫(爪白癬)の可能性があります。爪水虫の主な原因は、足水虫を治療せずに放置することです。皮膚科などの医療機関では、一般的に抗真菌薬による治療が行われます。

参考 : 爪水虫ってどんな病気?|爪水虫情報サイト

爪が反り返っている(スプーンネイル):鉄欠乏性貧血

爪が外側に反り返った、いわゆるスプーンネイルになっている場合、鉄欠乏性貧血の可能性があります。鉄欠乏性貧血になると、爪がもろくなってわずかな刺激でも爪割れが起こる可能性があるのです。

参考 : 鉄欠乏性貧血のはなし | 大分大学医学部腫瘍・血液内科

その他の病気が隠れている可能性も

爪割れの原因として、爪以外の病気が関連している可能性もあります。症状として爪割れが出る病気としては、以下のようなものがあります。

  • 栄養障害
  • 肺がん
  • 肺気腫
  • 甲状腺機能亢進症
  • 卵巣機能障害
  • 神経疾患
  • 高尿酸血症
  • 肝臓病
  • 先天性心疾患 など

爪割れ以外にも何らかの気になる症状がある場合には、早めに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

爪割れが起きたときの対処法

爪割れが起きたときは、テープやマニキュアを用いた対処法がおすすめです。テープを用いた対処法では、医療用テープを細くカットし、爪割れが生じた部分を押さえつけるように引っ張って貼ります。医療用テープがない場合は、絆創膏でも代用可能です。

またマニキュアを用いた方法では、爪割れ部分の尖った部分をヤスリなどで滑らかにした後、トップコートでコーティングして爪を補強します。このようにテープやマニキュアで爪を保護した状態で、新しい爪が育つのを待ちましょう。

ただし、前述したように爪割れには何らかの病気が隠れている可能性もあります。爪割れ以外の症状がある場合や、セルフケアでは爪割れが改善されない場合は、病院を受診して適切な治療を受けましょう。

爪割れを予防する方法

ここからは、爪割れを予防する方法についてご紹介します。

栄養バランスの整った食事をとる

爪の健康をサポートするためには、栄養バランスの整った食事をとることが重要です。とくに爪を形成するために欠かせない以下の栄養素を積極的に摂りましょう。

  • タンパク質
  • ビタミンA
  • ビタミンB
  • ビタミンD

タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、それぞれをバランスよく摂取するのがおすすめです。

適度にネイルをお休みする

マニキュアやリムーバーを頻繁に使用していると、爪に過度な負担がかかって乾燥しやすくなります。爪への負担を軽減するためには、適度にネイルをオフして爪を休ませましょう。

保湿を徹底する

爪が乾燥すると爪が外部からの刺激に弱くなり、爪割れなどのトラブルが生じやすくなります。とくに乾燥しやすい冬の季節には、注意が必要です。

爪の乾燥を防ぐためには、普段から爪の保湿を徹底しましょう。お風呂あがりや水仕事の後などに、身体の保湿やスキンケアとあわせて行うのがおすすめです。保湿剤としては、爪専用のネイルオイルをはじめとし、お手持ちのハンドクリームでも問題ありません。

正しい切り方で爪を切る

爪割れを防ぐためには、正しい爪の切り方を身につけましょう。爪トラブルを防ぐ爪の形は、四角い形に丸みをつけた「スクエアオフカット」がおすすめです。スクエアオフカットの切り方は、以下を参考にしてください。

  1. 1. 爪切りを使ってまっすぐ切る
  2. 2. 両方の角を少し丸くなるように切る

また爪切りの際は、爪の長さにも注目してください。爪を短くしすぎる深爪は、さまざまな爪トラブルの原因になります。長さを調整する際は、爪の白い部分が少し見えるくらいを目安に適度な長さを保ちましょう。

爪を噛まない

爪割れを予防するためには、爪を噛む癖を矯正するのも重要です。爪を噛む癖があると、深爪になり爪がどんどんもろくなります。

しかし爪の噛み癖は、そう簡単には直せません。なかなか噛むのをやめられない場合は、噛み癖を矯正するための市販クリームなどを使用するのがおすすめです。

まとめ

今回は、爪割れの原因や爪割れを引き起こす病気、爪割れの対処法や予防法についてご紹介しました。爪割れは何らかの病気のサインである可能性もあるため、症状をしっかり確認したうえで適切な対処をし、健康的な爪を守りましょう。

最新コラム

人気コラム

最近更新されたサロン