サウナでの大人ニキビ治療は本当に効果あり？その真相について

Last update - 2022年08月24日

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ニキビを治すのに、サウナがいいらしい。
そんなことを聞いたことはありませんか？実際、サウナに入るとニキビは治るのでしょうか？頻繁にサウナに入ることで大人ニキビの改善は出来るのでしょうか？

トピック

1 直接的な関係はないが間接的に効果が期待できる！
2 サウナに期待できるその他の効果
3 ニキビに効果的な正しいサウナの入り方
4 ニキビに効果的なサウナとは？
5 サウナ後に行うべき2つのポイント
- 5.1 ①水分補給をする
- 5.2 ②しっかり保湿する
6 サウナに入る際の注意点
7 まとめ

直接的な関係はないが間接的に効果が期待できる！

サウナにニキビ対策効果はあるのかないのか、と言えば、ないわけではない、しかし間接的なもので、直接的に効果があるわけではないというものになります。

まず考えられるメリットとして、毛穴が広がることにより、詰まった皮脂を除去することが出来るという点があります。サウナに入った後に洗顔することで毛穴が開いた状態で皮脂を取りやすくなりますから、毛穴をキレイにすることが出来ます。また血行促進が促されますから、老廃物が循環することも考えられます。

新陳代謝がアップしますから、血流アップと伴い、皮膚に栄養をスムーズに送ることが出来ますし、老廃物を汗腺から排出することもスムーズになります。

サウナに期待できるその他の効果

ここからは、ニキビ以外でサウナに期待できる効果についてご紹介します。

肌荒れの防止

サウナに入ることで、肌荒れの防止や改善効果が期待されています。なぜなら、サウナに入ると自律神経のバランスを整えられるからです。

お肌が荒れる原因のひとつとして、ストレスなどによる自律神経の乱れが挙げられます。自律神経のバランスが乱れるとお肌のバリア機能が低下し、肌荒れを起こす可能性が高いです。サウナに入ると、体のめぐりが良くなって自律神経のバランスが整い、お肌の免疫機能を正常に導きます。

サウナで体温を上げることによって、「ヒートショックプロテイン」が生まれるところもメリットです。ヒートショックプロテインとは、お肌の温度が38～40℃になると発生すると言われているタンパク質の一種です。ヒートショックプロテインの作用によって、傷んだお肌を改善させる効果が期待されています。

くすみの改善

サウナは、お肌のくすみを改善させる効果も期待できます。くすみの主な原因は、血色の悪さと毛穴汚れです。サウナに入ることで、血流がスムーズになると顔のすみずみまで血液が行き渡るため、血色が良くなって顔が明るく見えます。

汗を大量にかくことによって、毛穴に溜まった汚れや余分な皮脂を排出するので、毛穴汚れによるくすみの解消も見込まれています。このように、サウナは肌のくすみにお悩みの方にもおすすめです。

ターンオーバーの促進

サウナに入ることで、お肌のターンオーバーを促進できる効果が期待できます。体の血流がスムーズになるとお肌のすみずみまで酸素や栄養が行き渡り、代謝がアップします。これにより、古い皮膚が新しい皮膚へとスムーズに生まれ変わるのです。

お肌のターンオーバーが正常に行われると、老廃物の排出が促され、角質の蓄積や毛穴の詰まりなどを防止できます。

アンチエイジング効果

サウナに入ると、体内のサーチュイン遺伝子を呼び覚ましてお肌の老化を防ぐ効果が期待できます。サーチュイン遺伝子とは、若返り遺伝子とも呼ばれており、シワやシミなどさまざまな老化現象を防止するアンチエイジング作用があるとされている物質です。

サウナ入浴と水風呂を繰り返すことにより、体内で眠っているサーチュイン遺伝子を活発化できると言われています。サーチュイン遺伝子にはアンチエイジング効果だけでなく、高血圧や肥満などのさまざまな症状を改善させる効果も期待できます。

ニキビに効果的な正しいサウナの入り方

ここからは、ニキビに効果的な正しいサウナの入り方についてご紹介します。

①湯船で体を温める

サウナに入る前に、湯船に10分ほど浸かりましょう。湯船に入らずにいきなりサウナに入浴すると、体が温度の変化に追いつけず、びっくりしてしまいます。湯船に浸かっておくことで、毛穴が開いて汗をかきやすくなります。

②サウナ室に入る

湯船に浸かり、タオルで体を軽く拭いてからサウナ室に入ってください。こうすることで、汗をかきやすくなります。多くのサウナ室は階段状になっており、上段になるほど熱いです。慣れないうちは、下段に座ると良いでしょう。

サウナ室では、10～15分ほど過ごします。多くのサウナ室には時計が設置されているため、目標とする時間を自分で決めておくのがおすすめです。

③水風呂で体を冷やす

サウナ室から出たら、水シャワーまたは水風呂で体を冷やしましょう。こうすることで、サウナの効果を高められます。ただしいきなり体全体を水に浸けるのではなく、手先や足先から徐々に水に慣らしていくのがおすすめです。

ニキビに効果的なサウナとは？

ニキビが出来ているときにサウナに入ると、汗がたくさん出て、それが刺激となってニキビが悪化する、と言われることもあります。

しかし塩サウナと呼ばれるサウナはニキビに効果的だとも言われています。美肌のためにも良いのですが、健康のためにも塩サウナは最適だと言われています。

塩サウナは通常のサウナより発汗量が高く、新陳代謝も活発になるので、それだけ体の中の老廃物を排出することが出来、汗をかくことで皮脂、汚れを落とすという殺菌作用があり、肌がつるつるになります。

サウナ後に行うべき2つのポイント

ここからは、サウナから出た後に行うべきことについてご紹介します。

①水分補給をする

サウナでは大量の汗をかくため、入浴後はしっかりと水分補給をすることが大切です。水分補給をしないままサウナと水風呂に繰り返し入っていると、脱水症状に陥る恐れがあるので注意しましょう。

②しっかり保湿する

サウナでしっかり汗腺を開き、しっかり汗を出して老廃物を流したら、その後はしっかり保湿をしましょう。
毛穴が開いた状態のままだとまた皮脂が詰まってしまう原因になりますから、引締め化粧水と共にたっぷり保湿が重要となります。

温まっている間に収れん化粧水などで毛穴をしっかり引き締めることが大切です。
サウナに何度か入るのであれば、サウナから出たら水風呂に浸かることも繰り返すとさらに新陳代謝がアップして効果が増します。

サウナに入る際の注意点

ここからは、サウナに入る際の注意点についてご紹介します。

重度のニキビが出来ている場合は入らない

ニキビが軽度の場合は、サウナに入っても問題ありません。しかしニキビが重度の場合や炎症を伴っている場合は、サウナへの入浴を避けるのが無難です。

高温の環境下で汗をかいたり、強い刺激を肌に与えたりしていると、炎症を悪化させる恐れがあります。したがって、重度のニキビがある場合は、サウナ以外の方法で症状を改善させてから入浴しましょう。

体調が悪いときは入らない

体調が優れないときには、サウナを控えましょう。高温や発汗、水風呂などによって症状が悪化する恐れがあるからです。体調が良いときにサウナを利用することで、その効果を実感しやすくなります。

サウナ前のお酒は控える

サウナを利用する直前に飲酒をするのは避けましょう。なぜなら、アルコールを摂取すると、血管が拡張されて血圧が一時的に低下するからです。サウナにも血圧を下げる作用があるので、サウナ前にアルコールを摂取していると、血圧が低下しすぎて意識を失う恐れがあります。こうした事態を防ぐためにも、サウナ前はお酒を飲まないように注意してください。