朝ていねいに整えた前髪が、お昼にはもう割れている。
スプレーはかけたはずなのに、夕方の鏡を見てがっかりした経験はありませんか。
もちの差は、セットの腕だけでなく「どのタイプを選んだか」でも決まります。
この記事では、前髪に使うスタイリング剤を留め方で3つに整理して、選ぶときの目安と、タイプ別のおすすめ5点を紹介します。
選んだあとのつけ方で差が出るところも、最後にまとめました。
前髪が決まらない日の多い方は、ぜひ参考にしてみてください。
前髪に使うスタイリング剤は、留め方で3つに分かれます
売り場の本数は多くても、前髪を「留める」目的で選ぶなら、大きく3種類に絞れます。
どれが優れているという話ではありません。留め方が違うので、向いている場面が分かれます。
全体を面でまとめる「スプレー」
霧を吹きつけて、前髪をひとかたまりとして固定するタイプです。
面(=前髪の表面が一枚につながって見える状態)ごと止めるので、分け目の割れや根元の浮きを抑えたいときに向きます。
乾くと形が固まるぶん、かけたあとに作り直すのは不得意。乾いてから手を入れると、せっかくの固定がくずれます。
浮いた毛だけを狙う「スティック」
ブラシで塗る形で、はみ出した毛をなでて留めます。
数本だけ跳ねている、生え際のうぶ毛が立っている。そういう細かい部分に力を発揮します。
前髪全体を固定する力はありません。スプレーの代わりにはならない、と考えておくほうが失敗がないでしょう。
前髪の形そのものを作る「前髪用ジェル」
留めるだけでなく、前髪の質感そのものを変えたいときに選ぶタイプです。
仕上がりの印象が3つのなかでいちばん動くので、前髪の見え方を変えたい日に向いています。
ただし前髪の形が決まっていることが前提。割れやうねりを直すところからは、別の手が要ります。
自分に合う1本は、3つの目安で決まります
選ぶ軸は、髪質よりも「その日をどう過ごすか」です。
- もたせたい時間:補修なしで何時間もたせる必要があるか
- 持ち歩くかどうか:ポーチに入れて出先で使うか
- 前髪を触る癖:無意識に指を入れてしまうかどうか
何時間もたせたいか
朝から夜までとなると、前髪全体を一度で留められるスプレーが頼りになります。
数時間で済む日なら、部分的に留めるだけでも形は保てるでしょう。
ここで気をつけたいのが、強さの表記です。
「ハード」「スーパーハード」「10」はキープ力の段階を示すもので、仕上がりが硬くなるかどうかとは別。強く留めながら「固まらない」とうたう製品もあります。
出先で直す可能性があるか
スティック型やジェル型は、マスカラくらいの大きさ。ポーチに入れても荷物になりません。
スプレーにも携帯できる小さいサイズはありますが、人のいる場所で使うには音と霧が気になります。
前髪を触る癖があるか
無意識に指を入れてしまう方なら、固まらないタイプのほうが安心。塗り直しがきくからです。
固まるタイプには、乾いたあとにくしを通さないよう案内しているものもあります。買う前に裏面の注意書きを見ておくといいでしょう。
そもそも崩れる理由のほうが気になる方は、こちらにまとめています。
前髪が崩れる原因はコレ!湿気や汗に負けないキープ対策とセット方法を紹介
前髪キープにおすすめのスタイリング剤5選
3タイプの順に並べています。気になるタイプのところから読んでみてください。
狙った場所に、一定量だけ出せるスプレー
ケープ ワン しっかりキープ 無香料(花王/80g)
花王は「前髪や、まとめ髪の後れ毛など、キープしたい部分に狙ってつけられる」と説明しています。ワンプッシュごとに一定量が出る構造で、前髪だけに使いたいときの量が読めます。
公式の使い方は、髪から10〜15cmはなしてスプレーすること。前髪には3〜4プッシュが目安と具体的に書かれています。
1本で約700回プッシュできるとのこと。前髪の3〜4プッシュだけなら、単純計算で200回近く使えます。
注意したいのは、乾いたあとにくしやブラシを通さないこと。通すと白く残ると公式が明記しています。
強さを段階で選べる、サロン専売のスプレー
ルベル トリエ スプレー 10(タカラベルモント/170g)
美容室で使われているサロン専売品です。公式が掲げているのは「瞬間セット」「しっかりハード」の2つ。
トリエのスプレーは MM・0・5・LS6・8・10 の6種類。
数字のついたものは、大きいほどホールドが強いとされています。10はその最上段にあたる1本です。
他のスプレーで物足りなかった方が、いちばん強いところから試せる並びです。強すぎたと感じたら、同じシリーズの8や5に落とせます。
サロン専売品なので、入手は美容室か通販が中心になります。
商品名のとおり、前髪のためのスティック
Diane マエガミスティック[ナチュラル](ネイチャーラボ/10mL)
ネイチャーラボは、ナチュラルを「アホ毛・前髪に。ナチュラルにまとまりキープ」と説明しています。
前髪という用途が、公式に名指しされている1本です。
Amazonの商品ページには、使い方も分けて書かれています。前髪をキープしたいときは内側からすべらせるようにとかし、アホ毛にはブラシを少し浮かせ気味になぞる、というもの。
同じシリーズの[ハード]は、公式が「まとめ髪・おくれ毛」に向けた1本としています。髪を束ねた日はこちら、前髪ならナチュラルという分かれ方です。
香りはフローラル&ベリー(Amazon記載)。顔のすぐ前で使うものなので、好みは確かめておくと安心です。
固まらずに留めて、お湯で落とせるスティック
plus eau ポイントリペア スーパーハード(TADA/10mL)
商品名はスーパーハードですが、公式は「固まらない・テカらない」とうたっています。強さの表記と仕上がりの硬さが別物だと分かる一例です。
中身はジュレ状(=やわらかいゼリー状)。お湯で簡単に洗い流せる点も公式に明記されています。
お風呂で自然に落ちるので、帰宅後に一度リセットしたい方には扱いやすい性格です。
スーパーハードは大きめのブラシ。シリーズには小さめブラシの「ポイントキープ」もあり、より細かい部分を狙えます。
ツヤと束感まで作れる、前髪専用のジェル
KATE バングスキープフィクサー EX-1(カネボウ化粧品)
公式の説明は「ツヤをオンして、束感のある前髪をキープ」。KATEはこれを「前髪メイクジェル」と呼んでいます。
容器はマスカラ形状で、公式いわく「小回りの利くサイズで前髪がとかしやすい専用ブラシ」。ポーチに入れて持ち歩けます。
同じシリーズには、マットな質感に仕上げる[エアリーマット]もあります。ツヤを出したいか、抑えたいかで選び分けられます。
KATE公式では店頭・WEBの両方で発売とされていますが、店頭は数量限定の扱い。近所のドラッグストアで常に買えるとは限りません。
選んだあとは、つけ方でもう一段変わります
同じ1本でも、扱い方で結果は動きます。特別な道具は要りません。
スプレーは距離を取って、少しずつ足す
近づけすぎると一か所に液が集まり、その部分だけ重くなります。
推奨する距離は製品ごとに違うので、手元の1本の表示を一度見ておくと確実です。
一度で決めようとせず、様子を見ながら足していくほうが仕上がりは軽く済みます。
乾ききるまで待つ
乾いて固まるタイプでは、つけた直後に触ると形が動きます。
指を入れたくなるのを、ひと呼吸だけ我慢する。それだけで、午後までの残り方が変わってきます。
重ねるなら、面から部分へ
スプレーとスティックは、どちらか一方を選ばなければいけないものではありません。重ねる順番だけ決めておきます。
- 前髪全体にスプレーをかけて、面で止める
- 乾ききるまで触らずに待つ
- それでも浮いてくる毛だけ、スティックでなでる
逆にスティックが先だと、上からスプレーをかけた時点でブラシを入れ直せなくなります。
前髪がうねって形にならない日が続くなら、剤を替える前に乾かし方から見直す手もあります。
前髪のくせ毛は根元から直せる!うねり・割れ・浮きを抑えるスタイリング手順を紹介
前髪のもちは、タイプ選びとつけ方で変えられます
今回は、前髪キープのスタイリング剤を3タイプに分けて、選び方とおすすめ5点を紹介しました。
面で止めたいのか、数本だけ留めたいのか。用途がはっきりすると、売り場で迷う時間がぐっと短くなります。
まずは手元の1本を、説明どおりの距離と量で試してみてください。
髪質そのものが原因かもしれないと感じたときは、こちらもどうぞ。
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