朝はまっすぐ整えたはずなのに、昼過ぎに鏡を見ると毛先が横に広がっている。ケアは変えていないのに手応えがない、という方も多いのではないでしょうか。
髪のうねりは、もともとのくせ、年齢による変化、髪のダメージ、湿気と、原因がいくつもあります。
原因が違えば、打つ手も別になります。
この記事では、うねりを4つのタイプに分けたうえで、見分け方から自宅ケア、髪型選び、美容室での相談まで順に紹介します。
うねりとどう付き合うか決めかねている方は、ぜひ参考にしてみてください。
髪がうねる原因は、大きく4つに分けられます
原因を細かく突き詰めても、明日の髪はまとまりません。ざっくり4つに分けて、自分がどれに近いか見当をつけるほうが早道です。
- 子どもの頃からうねっている(もともとのくせ)
- ここ数年で出てきた(年齢による変化)
- 傷んだところだけうねっている(髪のダメージ)
- 雨の日だけ強く出る(湿気)
順に見ていきましょう。タイプによっては、詳しく書いた記事も一緒に挙げます。
子どもの頃からうねっている(もともとのくせ)
もともとのくせは、ぬれているときの様子にはっきり出ます。
ぬらすと波打ち、乾かすと広がる。それが幼い頃から変わっていないなら、生まれつきのくせが土台にあるとみていいでしょう。
髪の断面のかたよりや毛穴の形が関係していると言われる、生まれつきの要素が大きい部分です。
直毛に変えることではなく、まとまる範囲を広げるくらいを目標にするほうが現実的です。
ここ数年で出てきた(年齢による変化)
若い頃は直毛だったのに、顔まわりや分け目だけがうねってくる。年齢とともに毛穴の形が変わることが関係していると言われています。
変化は少しずつです。気づいたときには顔まわりだけ、ということも珍しくありません。
40代・50代で気になり始めたなら、洗い方と乾かし方から手をつけることになります。
40代・50代で気になる髪のうねり!広がりを抑える洗い方と乾かし方
傷んだところだけうねっている(髪のダメージ)
中間から下だけがざらつく、ということはありませんか。カラーやヘアアイロンを重ねた部分に出やすい形です。
髪の表面が整っていないと、水分の出入りが不安定になると言われています。
元に戻すのは難しくても、これ以上増やさない選び方なら今日からできます。
ヘアアイロンの回数を週に1回減らす、カラーの間隔をひと月延ばす。
雨の日だけ強く出る(湿気)
梅雨どきに入ると、朝のセットが昼まで持たないことがあります。晴れた日との差がはっきりしているなら、湿気が引き金になっているタイプです。
髪は空気中の水分を吸って伸び縮みします。傷んだ部分ほど影響を受けやすいとされ、ひとつ前の「傷んだところだけうねっている」タイプと重なることもあります。
天気で出方が変わる分、差がつくのは前の晩の乾かし方です。
湿気で広がる髪は前の晩から!雨の日に差がつく対策とスタイリングを紹介
自分のうねりを見分けて、どこから見直すか決めましょう
4つが重なっている方もいます。それでも「いま一番効いているのはどれか」が分かれば、見直す順番が決まります。
確かめ方は3つ。
- 晴れた日と雨の日で差が出るかを見る
- うねりを意識し始めた時期を思い出す
- お風呂上がりのぬれた髪と、乾いた髪を見比べる
天気で変わるかを見る
3つの見方のなかで、一番かんたんなのがこれです。
雨の日だけ膨らむなら、湿気の影響が大きいタイプ。天気に関係なく同じように出るなら、理由は別のところにあります。
いつから出てきたかをたどる
ずっと前からなら、もともとのくせ。ここ数年ならば、年齢による変化。
カラーやパーマを始めてからならば、髪のダメージが近いところにあります。
数年前の写真を1枚さかのぼってみてください。思っていた時期とずれているかもしれません。
ぬれた髪と乾いた髪を比べる
お風呂上がりにタオルで水気を取った直後、髪を指ですくって毛流れを見てみてください。
ぬれた状態ではっきり波打っているなら、もともとのくせか、年齢による変化のどちらかです。この2つは、2つ目の見方(いつから出てきたか)で分かれます。
ぬれているときはまっすぐで、乾く途中から広がってくるなら、髪のダメージか湿気。こちらは1つ目の見方(天気で差が出るか)で切り分けます。
タイプが分かったら、どこから見直すか
どのタイプでも、洗い方と乾かし方が出発点になります。そのうえで、どこに重点を置くかが分かれます。
- もともとのくせ:髪型を変える/美容室で相談する
- 年齢による変化:洗い方・乾かし方+前髪の作り方
- 髪のダメージ:乾かす前に付けるもの
- 湿気:前の晩の乾かし方/毛先が肩に当たらない長さ
2つ以上当てはまったら、天気で差が出るほうを先に。日々の変動が大きいほうが、変えたときの手応えが分かりやすいからです。
ここから先は、この対応に沿って読み進めてください。
どのタイプでも土台になるのは、自宅でのケアです
髪に触る回数が一番多いのは、美容室ではなく自宅です。
やることは3つ。洗って、乾かす前に付けて、乾かすまでです。
洗う
シャンプーを変えればうねりが無くなる、という話ではありません。ただ、洗い上がりの重さは製品によって幅があります。
年齢による変化のタイプは、ここでの手応えがはっきり出ます。
指の腹で頭皮を洗い、すすぎは自分が思う倍かけると安心です。
シャンプーは、変えて分かることのほうが多いところです。
うねりが気になる髪のシャンプー選び!変えて分かることと選び方のコツを紹介
乾かす前に付ける
アウトバス(=洗い流さないトリートメント)は、乾かす熱から髪を守ることをうたう製品が多くあります。
量が少ないと毛先だけがパサつき、多いと根元が重くなりがちです。毛先から、少しずつ。
髪のダメージのタイプは、この工程での量と付け方で仕上がりが変わってきます。
まずはオイルから試すなら、量と付ける位置が分かれ目です。
毛先の広がりが気になるならヘアオイル!選び方とつけ方のコツを紹介
乾かす
洗う・付ける・乾かすのなかで、意外と見落とされているのが乾かす順番です。
前髪を先に乾かし、そのあと根元、中間、毛先の順に。8割ほど乾いたところで冷風に切り替えるのがおすすめです。
湿気のタイプは、前の晩に乾かし切っておくかどうかで翌朝が違ってきます。
5つのステップにまとめた記事がこちらです。
くせ毛は乾かす順番で変わる!うねりを抑えるドライヤーの使い方5ステップ
くせが気にならない髪型に変えるという手もあります
押さえ込むより、切る位置を変えたほうが早いことがあります。もともとのくせと湿気のタイプ、それに年齢による変化で分け目が気になる方に向いた方向です。
広がって見える原因は、髪が肩に当たる長さや、重さが足りない場所にあります。位置が変われば、同じ髪質のままでも見え方は変わってきます。
ボブにする
切る位置は、あごから肩の少し上。毛先が肩に当たって跳ねる位置を、最初から外せます。
丸みを残すのもいいですし、いっそ外ハネにしてしまうのも手です。
湿気のタイプなら、毛先が肩に当たらない長さが向いています。
決め手は、たった数センチの差です。
くせ毛でもボブは似合う!広がりを抑える選び方と人気スタイルを紹介
ショートにする
短くしたからといって、くせが消えるわけではありません。ただ、出る場所は襟足・ハチ(=耳の上の張り出し)・顔まわりに集まります。
場所ごとに希望を伝えておくと、仕上がりのイメージがずれにくくなります。年齢による変化で分け目が気になるタイプは、前髪の作り方も一緒に相談しておきましょう。
決め手になるのは、襟足の処理です。
くせ毛のショートは襟足で決まる!膨らみを抑える切り方とスタイル7選
残ったうねりは、美容室と前髪の立て直しで詰めます
洗い方も乾かし方も変えた。それでも収まらない部分が残ることはあります。
もともとのくせのタイプは美容室、年齢による変化で分け目が気になる方は前髪。ここが着地点になります。
相談する前に決めておくこと
縮毛矯正はくせそのものを伸ばす施術、髪質改善は手ざわりやツヤを整えるメニューです。ただし髪質改善に統一された定義はなく、中身はお店によって幅があります。
どちらも髪への負担がゼロというわけではないので、頭皮の調子が気になるときは、その点も予約の時点で伝えておきましょう。
相談では、次の4つを伝えると話が早く進みます。
- うねりを意識し始めた時期(この記事の前半でたどったもの)
- 直近1年のカラー・パーマ・縮毛矯正の履歴
- 朝にヘアアイロンを使う頻度
- まっすぐにしたいのか、収まればいいのか(ここで提案が変わります)
選択肢は、この2つだけではありません。
くせ毛のサロンメニューは4つ!縮毛矯正と髪質改善の違いと選び方を紹介
前髪だけが気になるとき
面積は小さいのに、鏡を見るたび目に入る部分です。
毛先をいじっても収まりません。手を入れるのは根元です。
うねる・割れる・浮く。どれが起きているかで、打ち手が分かれます。
前髪のくせ毛は根元から直せる!うねり・割れ・浮きを抑えるスタイリング手順を紹介
うねりは原因の見当をつけてからケアを選ぶと近道です
今回は、髪のうねりを4つのタイプに分けて、見分け方と、自宅ケア・髪型・美容室のどこから手をつけるかを紹介しました。
もともとのくせ、年齢による変化、髪のダメージ、湿気。見当がつけば、どこから見直すかが絞れます。
いま一番気になっているところから、ひとつだけ試してみてください。