ネイルファイルの選び方や正しいお手入れ方法 とは?ネイル初心者さん向けのQ&Aもご紹介

本記事はプロモーションが含まれます

セルフネイルを始めるときに必要なアイテムが、ネイルファイルです。

「種類がたくさんあって、どのアイテムを選んだらよいか分からない」と感じている方もいるかもしれません。ネイルファイルにはいくつものタイプがありますので、ネイルを始める前に違いについて知っておきましょう。

今回は、ネイルファイルの選び方や正しいお手入れ方法について解説します。記事の後半ではネイル初心者さんが悩みやすいポイントをQ&A形式で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもネイルファイルとは?

ネイルファイルとは?

ネイルファイルとは、爪やすりのことです。「今まで爪のケアには爪切りを使っていた」という方にとっては、用途が分かり難いかもしれませんが、セルフネイルを始めるときの大切なアイテムです。まだひとつも持っていないという方は、ぜひ1本手に入れてください。

ここからは、爪を磨いたり削ったりするために欠かせないネイルファイルについて解説していきます。

ネイルファイルには4種類ある

ネイルファイルには4種類あることをご存知でしょうか。それぞれ「エメリーボード」「アクリルファイル」「ソフトファイル」「シャイナー」と呼ばれており、用途が異なります。

「ネイル」や「ファイル」という名前がついていない種類もあるので、ネイルファイルの一種だと説明されてもピンとこない方もいるかもしれません。

4つの種類について解説する前に、アイテム選びに欠かせない「グリッド(G)」について見ていきましょう。グリッドとは、ファイルの目の粗さを単位に表したものです。数字が小さければファイルの目が粗く、数字が大きければ目が細かいです。

グリッドの例

80~100G
目が粗い、表面がザラザラしている
180~280G
目が細かい、表面がツルツルしている

どの工程でファイルを使うかによって適切な目の粗さが異なるため、購入前にかならず「グリッド(G)」にも注目してくださいね。

エメリーボード

エメリーボードは、ブラックボードと呼ばれることもあり、爪の長さを調節するときに用いるネイルファイルです。厚みが薄く、柔らかいことが特徴となっています。ただし爪の表面に使ってしまうと、爪を傷つけてしまう恐れがあるため、長さの調節用に使ってください。

グリッド数は180~220Gが一般的です。裏表で数字が違う2種類のものを選ぶと、理想の爪の長さに形成した後、微調整をしやすくなります。

アクリルファイル

アクリルファイルは人工爪を削る際に用います。スカルプチャーやジェルネイルをオフする際によく用いられ、あらゆる方面から人工爪を削れるよう三日月形やひし形などの形をしているのが特徴です。

販売されているグリッド数の幅は広く、80~220G以上あります。しかし早く削りたいからといって目が粗いアイテムを選んでしまうと、振動が大きくなり肌や爪を傷つけやすくなるので注意しましょう。

ジェルネイルをオフする際には使い勝手のよい100~150Gを、爪の長さを調節する際には150~180Gをおすすめします。

ソフトファイル

厚いスポンジの中に柔らかい板が入ったタイプのネイルファイルです。スポンジバッファー・スポンジファイル・サニーファイルなど呼ばれており、クッション性があるところが特徴です。素材が柔らかいため、地爪の表面をサンディングしたり、ジェルの表面を柔らかくしたりするときに用いられます。

おすすめのグリッド数は、150~180Gあたりです。100G~の目が粗いタイプも売られていますが、グリッド数が小さくなると扱い難くなります。一方で220G以上の目が細かいタイプは、表面を軽く削る際に適しています。ソフトファイルを購入する際には、用途によってグリッド数を選択してください。

シャイナー

シャイナーは、地爪や人工爪の表面を磨くときに使用します。目が細かく、使用後は爪の表面がピカピカになります。

両面が使えるアイテムがほとんどで、片面を使って爪を整えた後は、もう片面を使って表面をきれいに磨いてください。ただし使用し過ぎると自爪が薄くなってしまうので、注意しましょう。

基本的にシャイナーは目の細かいアイテムとなっているため、グリッド数が表示されていないものが多いです。これからシャイナーを購入するのであれば、使い勝手のいい両面タイプを選択しましょう。

ネイルファイルのお手入れ方法

ネイルファイルを使った後は、お手入れをしましょう。長く愛用するためには、適切な方法でのメンテナンスが欠かせません。

「自宅でお手入れってできるの?」と感じている方もいるかもしれませんが、ネイルサロンのように設備が整っていなくても、自宅でもお手入れは可能です。まずはお手入れに必要なアイテムをそろえることから始めましょう。

準備するもの

使用後のお手入れに必要なアイテムは、「ネイル用のダストブラシ」「歯ブラシ」「キッチンペーパー」「消毒用スプレー」の4点です。消毒用スプレーはエタノールが入ったものを使用して構いません。

ネイル用のダストブラシは、使用後のお手入れ以外に、やすりで爪を削ったときのダストを払い落すために用いられます。安価なものだと数百円から売られていますので、セルフネイル派の方はひとつ手に入れておきましょう。

お手入れの仕方

必要なアイテムをそろえたら、さっそくお手入れを始めます。ネイルファイルの使用後は、下記の手順で行ってください。

1.ダストをそっと払い落す
まずはネイルファイルについたダストをそっと払い落します。ネイル用のダストブラシを使って、両面をきれいにしましょう。

2.水で洗い流しながらブラシでダストを落とす
続いては水を使って落としきれなかったダストを落としていきます。歯ブラシを使うと、目地に残ったダストを落としやすくなります。

3.キッチンペーパーで水分を押さえ取る
ダストを落とし終わったら、キッチンペーパーを使って水分を押さえ取ります。コットンやティッシュを使ってしまうと、引っかかりやすくなるため、キッチンペーパーが最適です。数本まとめてお手入れする際には、まとめてではなく1本ずつ丁寧に水分を押さえてください。

4.ネイルファイルを乾燥させる
ネイルファイルはかならず乾燥させます。瓶やコップに立てかけて乾かしましょう。

5.消毒スプレーを吹きかけて、再び乾燥させる
ネイルファイルが乾いたら、仕上げに消毒スプレーを吹きかけて再び乾燥させましょう。よく乾燥したら、保管場所に片付けてください。

以上の工程で、お手入れは完了です。お手入れがはじめての方でも、簡単にできることが分かっていただけたでしょうか。

ポイントは、洗い終えた後によく乾かすことと、変形してしまわないように気を付けながら乾燥させることです。ただしネイルファイルの中には水を使って洗えないタイプもありますので、その際はネイル用のダストブラシを使ってダストを払い落した後、水を使う工程を飛ばしてください。

ネイルファイルに関するQ&A

ここからはネイルファイルに関するQ&Aをご紹介していきます。セルフネイルを始めたばかりだと、「ネイルファイルについて詳しく知らない」という方も多いでしょう。ネイルファイルに関する疑問や気になることは、この章で解決してください。

ネイルファイルは安い値段でも手に入る?

ネイルファイルにはさまざまなタイプがありますが、種類によっては100円ショップなどでも購入できます。ネイルファイルという名前で売られていたり 、ガラス製のファイル が店頭に並んでいたりする店舗もあるようです。

ネイルファイルはいつか替えどきが来るものですので、ストックとして安価なアイテムを用意しておくのもよいでしょう。

ネイルファイルをほかの人と共有しても大丈夫?

感染症予防の観念から、1人1本のネイルファイルを持つのがおすすめです。中には「金属製の爪切りを家族全員で共有している」という家庭もありますが、極力自分専用のアイテムを用意しましょう。

たとえば、水虫 は共用のバスマットやスリッパを履くだけでも移る可能性のある感染症です。ネイルファイルを介して水虫が移ってしまう可能性も十分に考えられるでしょう。

ネイルファイルは比較的安い値段で購入できるものばかりですので、家族と共有しているという方は、ぜひ1人1本そろえてください。

手と足用を使い分けた方がいい?

感染症予防の観念から、手と足用のネイルファイルは使い分けることを推奨します。家族間で共有しないことと同様に、足の感染症が手に移ってしまわないよう、別々のネイルファイルを用いるのがおすすめです。

使用後に毎回洗うことのできるアイテムなら安心して使用できるかもしれませんが、爪の長さを整えるエメリーボードの大半は使い捨てを前提としており、洗えません。ネイルファイルの目地に残った菌は目に見えないので、いつどのように誰へ感染してしまうか分かりません。

洗って消毒できないタイプのアイテムを使う際には特に、手と足用を使い分けた方がいいでしょう。

ネイルファイルの替え時っていつ?

「ネイルファイルの替えどきが分からず、使い続けている」方に向けて、替えどきを迎えているネイルファイルの特徴をあげていきます。

【ネイルファイルの替え時】

  • 削れなくなってきたと感じたとき
  • 力を入れないと削れないとき
  • ネイルファイルに印字されているロゴが薄くなっている
  • 下地が見えてきてしまっているときなど

たとえば、削れなくなってきたと感じているのに無理をして使い続けていると、爪を傷つけてしまうリスクがあります。上記のリストは替えどきの目安となっていますので、「そろそろ交換した方がよいかな?」と感じたら、上記のポイントをチェックしてください。

まとめ

今回はこれからネイルを始める方に向けて、ネイルファイルの特徴やお手入れの仕方、ネイルファイルに関するQ&Aについて解説してきました。セルフネイル派の方に欠かせないネイルファイルですが、タイプがいくつもあり、グリッド数によって使い勝手が異なるため、用途に応じて適切なアイテムを選択する必要があります。

「どのネイルファイルを購入したらよいか分からない」「お手入れの仕方を知りたい」と感じた場合には、ぜひこの記事を参考にしてください。

最新コラム

人気コラム

最近更新されたサロン