毛先がパサついてまとまらない。ヘアオイルを買ってはみたけれど、ベタついただけで棚の奥に置いたまま——そんな経験はないでしょうか。
実はヘアオイルは、商品を変える前に「量」と「つけるタイミング」を見直すと、仕上がりの印象が変わることがあります。この記事では、ドラッグストアで買えるプチプラのオイルに絞って、量の目安と朝夜の使い分けを整理しました。
棚の前で迷わないための選び方と、ドラッグストアで手に取りやすい5商品もあわせて紹介します。手持ちの1本を使いこなしたい方も、はじめの1本を探している方も、ぜひ参考にしてみてください。
ドラッグストアのヘアオイルでできること・できないこと
ヘアオイルは、髪の表面に油分の膜をつくるアイテムです。乾燥で開いたキューティクルの隙間を覆い、水分の出入りをゆるやかにするとされています。
傷んだ髪の内部を作り直すものではありません。手ざわりと見え方を整える役割だと考えると、期待するところがずれずに済みます。
サロン専売品との違いは、買える場所
サロン専売のオイルは、店販価格がもう一段上がります。買える場所も、基本はサロンの店販が中心です。
ドラッグストアのオイルは、切らしたその日に買い足せるのが強みです。毎日使うものほど、この差が効いてきます。
「効かない」と感じたら、まず使い方を疑う
ベタつく、重くなる、翌朝ぺたんこになる。この3つは、商品を替える前に使い方を見直すと落ち着くことがあります。
ヘアオイルは量とタイミングで仕上がりが変わります
量は「足りないかも」と感じるくらいから
メーカーが示す目安はまちまちです。滴数で案内している商品もあれば、髪の長さごとのプッシュ数で示している商品もあります。
共通しているのは、量が多いと重い仕上がりになるという点。
最初は少なめに。足りなければ1滴、あるいは1プッシュずつ足していきます。
この順番なら、つけすぎで一日を過ごすことを避けられます。
夜はタオルドライのあと、ドライヤーの前に
びしょ濡れの髪にのせても、オイルは水に押されて均一に広がりません。タオルで水気をとってから。
ドライヤーの前に入れておくと、熱が直接あたる前にひと枚はさむ形になります。熱から髪を守る処方(=ヒートプロテクト)を明記した商品もあるので、夜に使うなら見ておくといいでしょう。
朝は毛先中心に、根元は避ける
根元につけた油分は地肌に残り、時間がたつほど重く見えます。
- 手のひらでオイルを伸ばし、指の間まで広げる
- 髪の内側、中間から毛先に向けて手ぐしを通す
- 表面は毛先だけ、手に残った分でなでる
- 最後に指に残ったぶんで前髪を整える
前髪を最初に触ると、束になって割れやすくなります。順番を最後に回すと、その心配が減ります。
つけすぎた日は、その日のうちにリセットする
この記事で紹介するのは、いずれも洗い流さない使い方が前提のオイル。多くつけた分が自然に減ることはありません。
夕方になってもベタつきが取れないなら、早めにシャンプーしてしまうほうが近道です。翌朝に持ち越すと、スタイリングが決まりにくくなることもあります。
ドラッグストアのヘアオイルを選ぶ4つの軸
棚の前で手が止まったら、次の順に見ていきます。
- 仕上がりの重さ(軽め/しっとり)
- 熱や紫外線への備えがあるか
- 香りの強さと好み
- 使う量に対して、容量が足りるか
仕上がりの重さ
細い髪、猫っ毛、ボリュームが出にくい人は軽めのタイプ。硬い髪、広がる髪、毛量が多い人は、しっとりしたタイプが合います。
パッケージの「さらさら」「濃密」「モイスト」が目印です。同じブランドでも重さの違うタイプが並ぶので、シリーズ名だけで決めると狙いと逆の仕上がりになることも。
どちらに向くか判断がつかないときは、次にサロンへ行ったときに担当の方へ聞いてみるのが早道です。
熱と紫外線への備え
ヘアアイロンを毎朝使うなら、ヒートプロテクトをうたった商品を選ぶ意味があります。
UVカット処方を明記した商品も。屋外にいる時間が長い季節は、この記載の有無で絞り込むと早いでしょう。
香り
ヘアオイルの香りは、洗い流さないぶん一日続きます。香水を使う人、職場で香りに気をつかう人には、無香料という選択肢もあります。
逆に、香りで気分を上げたいなら、そこを主役に選んでかまいません。毎日続くかどうかは、案外このあたりで決まります。
容量
この記事で紹介する5本も、40mLから100mLまで幅があります。同じ1本でも、ショートで数滴の人とロングで朝晩使う人では減り方がまるで別物。
同じ商品にサイズ違いが用意されていることも。使う頻度に合わせて選ぶと、途中で切らさずに済みます。
ドラッグストアで買えるヘアオイルおすすめ5選
この4つの軸を組み合わせて、髪質と使い方の違う5本を選びました。ブランドが重ならないよう、5社から1つずつです。
取り扱いは店舗によって変わります。見つからないときはオンラインでも購入できます。
価格と在庫は変動するため、購入前に商品ページで確認してください。
軽さと熱対策で選ぶなら「ルシードエル オイルトリートメント #EXヘアオイル」
軽さを保ちながら、毎朝のアイロンにも備えたい。この2つを1本でまかなえるのが強みです。
オイルトリートメント #EXヘアオイル(ルシードエル/60mL。Amazonは80mLの限定大容量品)
超高圧プレス処理した天然アルガンオイルを配合。アイロン等の熱から守るヒートプロテクト処方とUVカット処方を、マンダムがうたっています。
絡まりや摩擦を抑えるスムースタッチ処方で、シリーズ内では「上質さらさら」にあたるタイプ。香りはクリアフローラルです。
「オイルトリートメント」シリーズは全5種類。#EXヘアオイルのほかに、うねり・くせケアやリッチモイスチャーなど狙いの違う商品が同じ棚に並びます。
広がりが悩みなら「ディアボーテ HIMAWARI プレミアム リペアオイル(モイスト)」
5本のなかで、いちばん濃厚な質感に振ってある1本です。
ディアボーテ HIMAWARI プレミアム リペアオイル(モイスト)(クラシエ/60mL)
クラシエは、光沢モイスト処方の濃厚なオイルがうるおいを抱え込み、広がりを防ぐと説明しています。ヒートプロテクト・UVカット・静電気防止も備えたタイプで、香りはエレガントフローラル。
公式の使い方は、少量を手のひらに広げてから塗布し、傷んだ毛先には重ねづけする方法です。
2024年に「プレミアムトリートメントオイル」から切り替わりました。旧品も通販にはまだ残っています。
香りを残したくないなら「大島椿」
配合を足していくタイプの商品とは、成り立ちが逆の1本です。
大島椿(椿油100%)(大島椿/40mL)
天然椿油100%で、無香料・無着色・無鉱物油。髪だけでなく頭皮や肌にも使えます。
公式が「1滴ずつ、足りないかも?と感じる位の量から」と目安を示しているので、量の加減に迷いません。
保存料も香料も入っていないため、開封後は半年くらいで使い切ることを公式がすすめています。1滴ずつ使うなら、まずは40mLから。
肌に使うときは、目立たないところで試してからにすると安心です。
大容量が欲しいなら「エイトザタラソ リペアショット&EXモイスト 美容液オイル」
毎日たっぷり使う前提で選ぶなら、容量が最初の条件になります。
エイトザタラソ リペアショット&EXモイスト 美容液オイル(ステラシード/100mL)
5本のなかで最大の100mL。朝晩使っても残量を気にせずに済みます。
髪の水分と油分のバランスに着目した処方だと公式は説明しています。濡れた髪にも乾いた髪にも使え、香りはアクアホワイトフローラル。
同じシリーズには軽めの「バランシングセラム&スムースリペア」もあり、通販ページでは同じ枠に並びます。
ケアとスタイリングを1本で済ませたいなら「リーゼ プレイフルケアオイル」
毛先に動きは出したい。でもワックスまでは使いたくない。
そんな日に手が伸びる1本です。
リーゼ プレイフルケアオイル(花王/80mL)
花王が朝夜兼用とうたうオイルで、さらっとしてベタつきにくい仕上がり。使用量はセミロングで3〜4プッシュ程度と公式が示しています。
夜の補修ケアはタオルドライ後の濡れた髪に、朝のスタイリングは乾いた髪に。
香りはアロマティックハーブ。ケアとスタイリングを1本で兼ねられるので、はじめの1本にも向きます。
量とタイミングを押さえれば、プチプラのヘアオイルが生きてきます
今回は、ヘアオイルの量とタイミング、棚の前での選び方、そしてドラッグストアで買える5本を紹介しました。
少なめから始めて、夜はドライヤーの前、朝は毛先中心。この2つを押さえると、同じオイルでも手ざわりの印象が変わってきます。
まずは手持ちの1本で試してみてください。




