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肌というのは体の状態が大きく影響するため、一見何の関係もないような風邪でも肌荒れが起こります。
風邪で肌荒れが起こる理由はいろいろありますが、この時期は普段よりも意識してスキンケアをしないと肌の状態はなかなか改善できません。
風邪が治っても肌荒れだけ治らない、なんてこともあるので、体が辛くしんどいかもしれませんが、肌にも気を使ってあげましょう。
風邪をひくと乾燥肌になる
風邪の一般的な症状として発熱があります。
体は熱を持つと、汗をたくさんかいて揮発させることで体温を下げようとする働きが起こります。
また、中には嘔吐の症状も出て脱水状態になることがありますし、くしゃみや鼻水などの症状でも体内の水分がどんどん失われていきます。
水分が失われる影響は当然肌にも現れるため、風邪をひくと肌の水分量が低下して乾燥肌になってしまうのです。
本来なら、乾燥すると肌が持っている治癒力によって水分を取り込もうとしたり、保持する働きが起こります。
しかし風邪をひいているときは、体はウイルスを退治することに全力を注ぐため、他の機能が低下してしまい肌のダメージを回復するのは後回しになります。
そのため乾燥肌が引き起こされて肌荒れしやすくなるのです。
栄養不足による肌荒れ
風邪をひくと、ほとんどの場合食欲がなくなります。
また、胃腸や内臓が風邪のダメージを受けると、消化機能が低下するため栄養分を摂取しても取り込めなくなります。
風邪の時には、食事で栄養を摂るのではなく、とりあえずおかゆなど消化しやすい食べ物がメインになります。
つまり風邪をひくと肌に必要な栄養が不足してしまい、乾燥肌と相まって肌荒れが起こりやすくなるのです。
さらに体が風邪と戦っている時は、わずかな栄養もウイルスを除去するための働きに使われます。
例えばビタミンCは美肌効果が高い栄養素ですが、風邪の時には白血球を活性化して免疫力を高め、ウイルスを撃退することに使われるのです。
このように、風邪は栄養不足も引き起こし肌の機能を低下させてしまうのです。
外からのスキンケアで肌荒れ予防
風邪をひいている時には、どんなにたくさん栄養を取り込んでも病気を治すことがメインになるので、肌の状態は改善できません。
ですので、肌荒れを起こさないためには基礎化粧品と洗顔で外側からケアをしましょう。
特に気をつけたいのは洗顔で、しんどくても顔だけはきちんと洗ってください。
風邪をひくと汗をたくさんかくので、想像以上に肌は汚れていますから、そのままにしておくと雑菌が繁殖します。
きちんと洗顔をして汚れを落とし、水分が逃げないようにしっかり保湿をして、風邪による肌荒れを予防してください。
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