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化粧水は、水分を与えるためにつけるという脇役的なイメージなので、成分にこだわるよりとりあえず水分が入っていれば良いと思っている方も多いでしょう。
しかし洗顔をして、皮脂膜などがすべて落とされてバリア機能が低下したお肌は、とても敏感になっていますし、成分を一番吸収しやすい状態です。
そこに最初につけるのが化粧水ですから、添加物などで刺激を与えないようにするのはもちろん、成分にもこだわることが大事です。
化粧水は洗顔後の肌の状態を回復させる大切な役割を持っているので、成分をきちんとチェックして選びましょう。
注意しなくてはいけない成分
化粧水は、主にさっぱりタイプとしっとりタイプの2種類があり、脂っぽくベタつきがちな肌ならさっぱりタイプ、かさついたりつっぱりやすい肌ならしっとりタイプなど肌質に合わせて選ぶのが一般的です。
ですが単にタイプだけで選んでしまうと、保湿不足になることがあります。
特にさっぱりタイプは、使用感をすっきりさせるためにエタノールなどアルコールが配合されているものが多いです。
アルコールというのは揮発性が高いため、肌につけると肌の水分を取り込んで蒸発していきます。
そのためすーっとしたつけ心地になるのですが、それと同時に肌の水分がどんどん奪われて肌荒れを起こしてしまうのです。
つまり水分を与えるために化粧水をつけていても、実は水分を減少させてしまっているので、アルコール成分が入っている化粧水は使わないようにしましょう。
角質層に必要な成分
肌荒れを起こす一番の原因は乾燥ですが、この乾燥を防ぐにはセラミドが必要不可欠です。
セラミドは角質層で水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から守るために働く保湿成分ですが洗顔をすると流れ出てしまいます。
セラミドが不足した状態をそのままにしておくと、美容成分を与えてもキープできませんし乾燥しやすくなるので、まずはセラミドが配合されているか確認しましょう。
セラミドには合成セラミドや天然セラミドなど種類がありますが、肌の親和性が高いのはヒト型セラミドなので、セラミド1や2というように数字で表記されているセラミドを選びましょう。
真皮層に必要な成分
角質層の奥にある真皮層は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分で構成されています。
コラーゲンとエラスチンは表皮を支えながらヒアルロン酸をホールドする役割を持ち、ヒアルロン酸は強力な保水保持機能を持っています。
これらの成分が不足すると保湿力が低下して肌荒れが起きてしまいます。
最近は新しい成分がいろいろ発見されていますが、この3つの成分が基本となって肌の奥の保湿力を守っているので、化粧水に入っているかチェックしてください。
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