朝、鏡を見たら分け目に白いものが光っている。今日は人に会う予定があるのに、染める時間はない。
そんなときに使えるのが、その場で色をのせる白髪隠しです。染めるほどの本数ではない時期にも出番があります。
この記事では、白髪隠しがどういうものかを整理したうえで、塗り方の違う3タイプの選び分けと使うコツを紹介します。
次に染めるまでをうまくつなぎたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
白髪隠しは「その日だけ」のアイテム
白髪染めとの違い
白髪隠しは、髪の表面に色をのせて目立たなくするアイテムです。内部まで染める白髪染めと違って、シャンプーで落とせます。
色が続くのはその日のうち、というのが基本です。
裏を返せば、うまくいかなかった日は洗えばやり直せます。失敗しても翌日に持ち越さないのは、染めるアイテムにはない気楽さです。
出番があるのはこんなとき
- 前回染めてから少し経ち、根元が伸びてきた
- 数本だけ白髪があるが、染めるまでではない
- 予定が入っている日に、分け目が気になった
次に染める日が決まっていても、それまでの数日をしのぐ手段があると気が楽になります。
美容室の予約が2週間先しか取れなかった、というときにも使えます。
使い続けるより、染めたほうが楽になることも
白髪の量が増えてきたら、染めるほうが手間は少なく感じられるかもしれません。
朝の支度に毎回数分が加わると、だんだん負担になるものです。分け目全体を塗る必要が出てきたら、切り替えどきと考えてよいでしょう。
どう切り替えるか迷ったときは、美容室で今の状態を見てもらうと方向が決まります。
自分で染める場合の白髪染めの選び方は、こちらにまとめています。
市販の白髪染めは形状で選ぶ!クリーム・泡・部分用の違いとおすすめを紹介
根元だけを染め直す方法と頻度は、こちらにまとめています。
白髪染めのリタッチとは?頻度・セルフのやり方・注意点を紹介!
塗り方で3タイプに分かれる
売り場には似た用途のアイテムが並んでいますが、中身の状態と塗る動作が違います。どこを隠したいかで選ぶと絞れます。
迷ったら、鏡の前で気になる場所を指で示してみてください。指1本で足りるのか、手のひらで覆う広さなのか。
それがそのまま選ぶ基準になります。
マスカラ型:点で狙う
まつげのマスカラと同じ形で、ブラシで髪をなでて色をのせます。数本の白髪を狙って塗れるので、顔まわりの細かい部分に向いています。
反対に、分け目のような広い面を一度に隠したい人には向きません。
ファンデーション型:面で押さえる
粉状のものをブラシにとって、広めの範囲にのせるタイプです。
- 分け目の地肌が透けて見える
- 頭頂部が面で気になる
- メイク感覚で扱いたい
こうした場合に向いています。1本ずつ狙って塗りたい人には、少し大ざっぱに感じるかもしれません。
クシ型:線でなぞる
先端がクシになっていて、とかしながら色をのせます。生え際を線でなぞるように隠せるのが特徴です。
ごく少数の白髪をピンポイントで隠したいだけなら、マスカラ型のほうが狙いを定められます。
色は今の髪色に合わせる
どのタイプでも、色選びの考え方は同じです。今の髪色に近いか、少し暗めを選びます。
明るい色を選ぶと、白髪は隠れても塗った部分だけが浮いて見えます。逆に暗すぎると、境目がくっきり出てしまいます。
暗めのブラウンで髪を染めている方なら、ダークブラウンが選びやすい色です。明るめの髪色なら、ナチュラルブラウン寄りから試すと浮きません。
白髪染めをしている方は、染めた色に合わせると自然につながります。
タイプ別のおすすめ3点
上の3タイプから1点ずつ選びました。点・面・線のどれで塗りたいかで、使い勝手が変わります。
※在庫や取り扱い色は変動します。購入前に各商品ページでご確認ください。
数本を点で狙うなら(マスカラ型)
ブローネ ヘアマスカラ(ブローネ/12ml)
カーブした先端で細かい部分まで塗れる設計です。スポンジ付きブラシで、根元まで塗りながら肌にはつきにくい作りになっています。
色もちは1日で、30秒の速乾タイプ。全4色から選べます。
塗るときはブラシを押し付けず、なでるようにするときれいに仕上がります。
分け目を面で押さえるなら(ファンデーション型)
プリオール ヘア ファンデーション(プリオール/3.6g)
生え際・わけ目・耳まわりを想定した白髪用ファンデーションです。雨や汗に強く色落ちしにくい一方、シャンプーで落とせます。
付属のブラシは、頭頂部では寝かせて、顔まわりでは立てて使い分けます。ベタつき・ごわつきのない仕上がりで、全3色。
とかして線でなぞるなら(クシ型)
シエロ ワンデー白髪かくし(シエロ/9ml)
根元からとかすだけで、地肌を汚さずに白髪をカバーできる1日タイプです。シャンプーで落とせます。
使うときはマーカーを髪に差し込んでから、本体を少しねじってとかすのがコツ。もみあげなど短い毛は、髪を逆立てる方向で使うと色が早くつきます。
その向きで使うときは、液の飛び散りに注意するよう案内されています。目に入らないよう気をつけてください。
きれいに見せる使い方
どのタイプでも共通すること
濡れた髪か乾いた髪か、前提は商品によって違います。使う前にパッケージの指定を確認しておくと安心です。
- 鏡の前で、気になる場所を先に決める
- 地肌ではなく、髪の毛そのものにのせる
- 足りなければ薄く重ねる
もう片方の手を髪に添えると、塗る面が安定します。
タイプごとに違うところ
根元の扱いは、商品によって前提が違います。
- ファンデーション型……根元から少し離して塗り始めると地肌につきにくい、と案内しているものがあります
- マスカラ型……根元まで塗れる作りのものもあります
- クシ型……根元からとかす前提で作られたものがあります
同じ「白髪隠し」でも指定が違うので、初めて使う日は説明書に目を通しておきましょう。
塗りすぎない
一度にたくさんのせると、束になって不自然に見えます。
少量を薄く重ねるほうが、結果的に自然な見え方に近づくもの。鏡から少し離れて全体を確認すると、塗りすぎに気づけます。
白髪を完全に消そうとせず、目立たなくなれば十分と考えておくくらいがちょうどよいところです。
整髪料を使う日は(ファンデーション型)
ファンデーション型は、整髪料を使ったあとに重ねるよう案内されています。
色を長持ちさせたいときは、そのあとにセット効果のあるスプレーを。つまり「整髪料 → ヘアファンデーション → 仕上げのスプレー」の順番です。
他のタイプは商品ごとに指定が違うので、パッケージを確認してみてください。
日中の扱いと持ち歩き
雨や汗への強さは商品によって差があります。天気の悪い日は、色移りしても気にならない服を選んでおくと安心です。
薄手のストールを1枚持っておくのも手。襟元をかばえます。
どれも小さいので、ポーチに入れて持ち歩けます。出先の鏡で塗り直せるのは、染めるアイテムにはない利点です。
ただし、キャップの締め忘れには気をつけてください。ポーチの中で中身が出ると厄介です。
その日のうちに落とす
3点とも、その日のうちに落とす前提のアイテムです。ファンデーション型は、就寝前に洗い流すよう案内されています。
落とし方は普段のシャンプーと同じですが、塗った部分は少し丁寧に。生え際や分け目は、指の腹で泡を根元まで行き渡らせてください。
色が残ったまま翌日に重ねると、だんだん不自然な濃さになっていきます。
ファンデーション型は、使ったあとにブラシの余分をティッシュで拭き取っておくよう案内されています。
なお、肌に合わないと感じたときは使用を控えてください。
隠す以外の選択肢もあわせて知りたい方は、こちらをご覧ください。
白髪との付き合い方は4つ!染める・ぼかす・隠す・活かすの選び方を紹介
白髪隠しは、染めるまでの数日を支えてくれる
今回は、白髪隠しの役割と、塗り方で分かれる3タイプの選び方を紹介しました。
染める日を決めかねている時期でも、その日だけ乗り切る手段があると心強くなります。
まずは自分が隠したい場所を思い浮かべて、点・面・線のどれで塗りたいかから選んでみてください。


