白髪が気になってきたけれど、月に何度も染めるのは手間も負担も大きい。かといって伸びてきた根元をそのままにもできない。
そんなときに目に入るのが、洗うだけで白髪をケアできるという白髪染めシャンプーです。手軽そうに見える反面、「本当に色がつくの?」と半信半疑の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、普通の白髪染めとの違いをはっきりさせたうえで、選び方の軸とおすすめの3点を紹介します。使うときのコツと、色移りへの備えもあわせてお伝えします。
買ってから「思っていたのと違う」とならないよう、ぜひ参考にしてみてください。
白髪染めシャンプーは「1回で染めるもの」ではない
普通の白髪染めとの違い
いちばん大きな違いは、色の入り方です。
普通の白髪染め(ヘアカラー)は、髪の内部で発色させて1回で色を入れます。
一方の白髪染めシャンプーは、髪の表面に色を重ねていくタイプ。洗うたびに少しずつ色がのっていきます。
なかには、公式に「1度でしっかりと白髪を染める製品ではありません」と明記しているものもあります。きちんと染めたいならヘアカラーを使う前提です。
ここを取り違えたまま買うと、1回使って「染まらなかった」とがっかりすることになります。
どんな人に向いているか
向いているのは、染めるまでのつなぎに使いたい人です。
- 次に染めるまでの間、伸びてきた部分をぼかしたい
- 染める回数そのものを減らしたい
- 手袋を出して染める時間が取れない日が多い
反対に、数日後に人前に出る予定があって今すぐ白髪を隠したい、という場合には向きません。そのときは染めるか、一時的に色をのせるアイテムを選ぶほうが確実です。
生え際だけを染め直す方法は、こちらにまとめています。
白髪染めのリタッチとは?頻度・セルフのやり方・注意点を紹介!
トリートメントタイプとの違い
同じ「洗いながら色を重ねる」仲間に、カラートリートメントがあります。
シャンプータイプは洗うついでに使えるのが利点。トリートメントタイプは置き時間を取るぶん、1回あたりの色ののり方が変わります。
毎日の手間を増やしたくないならシャンプー、週に何度か時間を取れるならトリートメント。そう分けて考えると選びやすくなります。
両方を組み合わせて使う人もいます。
どちらを選ぶか迷ったら、こちらも読んでみてください。
白髪染めトリートメントのおすすめは?選び方ときれいに染めるコツを紹介!
選ぶときに見るポイント
色は暗めから試す
色選びで多いのが、明るすぎる色を選んでしまう失敗です。髪の表面に色を重ねていくタイプなので、今より明るい色に仕上げる用途には向きません。
今の髪色に近いか、少し暗めを選ぶと馴染みます。白髪の量が多い方ほど、暗めのほうが境目は目立ちにくくなります。
白髪がちらほら程度なら、明るめのブラウンでも全体が浮きにくくなります。分け目に白い筋が見えるくらい増えてきたら、ダークブラウンや黒に寄せたほうが落ち着きます。
迷ったときは暗いほうから。明るくするのはできませんが、暗くするのは後からでも足せます。
置き時間を取れるかどうか
放置なしで流せるものもあれば、数分置くことをすすめているものもあります。
毎日のことなので、自分の入浴時間に収まるかは意外と大きな基準です。湯船につかる習慣があるなら、その間に置いておく使い方もできます。
シャワーだけで済ませる日が多いなら、放置なしで流せるタイプのほうが続きます。置き時間を取る前提の商品を選ぶと、さっと上がりたい日に出番がなくなり、結局そのままになってしまいます。
中身(成分)も見ておく
毎日使うものなので、髪より先に頭皮が触れることになります。
ジアミン系の染料やシリコーンなどを使わない処方をうたう商品もあり、気になる方はそこを基準にできます。パッケージや公式ページに不使用の項目が並んでいるかを見てみてください。
不使用の項目が多いほど良い、と単純には言えません。自分が避けたいものが入っていないかを見るのが実際的です。
続けられる価格と容量か
1回で色が入りきるものではないので、続けることが前提です。
200mLと300mLでは、同じ頻度で使っても使い切るまでの日数がかなり違います。1本の価格だけでなく、容量と使う頻度から1か月あたりいくらになるかを考えておくと、途中でやめずに済みます。
おすすめの白髪染めシャンプー3選
上のポイントに沿って、置き時間・色数・成分の考え方が違う3点を選びました。
※価格や在庫は変動します。購入前に各商品ページでご確認ください。
置き時間なしで、続けやすさから選びたい人に
サロンドプロ カラーシャンプー(サロンドプロ/300mL)
基本は洗って流すだけで、置き時間は不要。早く目立たなくしたい期間だけ、3〜5分置いてからすすぐ使い方も案内されています。
公式では10日程度の連続使用をすすめており、始めどきの目安がはっきりしているのも分かりやすいところ。この3本では容量が最も多い300mLなので、1本の持ちも長くなります。色はナチュラルブラウンなど4色。
色を選びたい人に
利尻カラーシャンプー(利尻/200mL)
公式に並ぶ色はブラック・ダークブラウン・マロンブラウン・ハニーブラウン・ローズブラウンの5色。ここで挙げたなかでは最も選択肢が広く、地毛の明るさに合わせて選べます。
利尻昆布エキスを配合した無添加化粧品のシリーズで、容量は200mLです。
なお下のリンク先はブラック。他の色は商品ページから選んでください。
頭皮や成分が気になる人に
ルプルプ エッセンス カラーシャンプー(ルプルプ/240mL)
ジアミン系染料・タール系色素・鉱物油・パラベン・合成香料・動物性原料・シリコーンの7つを使わない処方です。色はウォルナットブラウン・アッシュブラウン・エボニーブラックの3色。
使い始めの3〜5日は3分程度の泡パックがすすめられており、最初の数日の進め方が具体的です。色づくまでの日数には個人差があると公式にも明記されています。
使い方と、気をつけたいこと
洗い方で色ののり方は変わる
ポイントは、気になる場所に泡を長く留めることです。
- 髪を根元まで濡らしてから使う
- 手のひらで泡立ててから、生え際や分け目にのせる
- 指の腹で、地肌をこするのではなく髪になじませる
- 置き時間の案内があれば、その間そのままにする
白髪が集中している場所から先に泡をつけると、そこに触れている時間が長くなります。
1日の汚れが残ったままだと、泡立ちが弱くなることがあります。気になる日は、軽く一度流してから本番の泡を立てるとよいでしょう。
最初の数日は続けて使う
買ってすぐの1回で判断しないことが、いちばんのコツです。
連続で使う日数の案内は商品ごとに違うので、パッケージの指示に合わせてください。
判断はそこまで待ちましょう。色ののり方を見るのは、案内された日数を使い切ってからです。
落ち着いてきたら、週に数回に減らして色を保つ使い方もできます。
色移りへの備え
表面に色をのせるタイプなので、すすぎが足りないとタオルや枕カバーに色が移ることがあります。
- 泡が完全に流れるまですすぐ
- 濃い色のタオルを白髪ケア用に分けておく
- 爪の中が気になるなら手袋を使う
白いタオルを使い続けて後悔するより、1枚決めておくほうが気が楽です。枕カバーも濃い色に替えておくと、寝る前に髪が乾いていない日でも安心できます。
肌に合うかを先に確かめる
洗うだけのタイプでも、商品によってパッチテストを案内しているものがあります。
これまで問題なく使えていた人でも、体質が変わることはあります。案内があるものは、手順に従って確認してから使ってください。
白髪との付き合い方は、染める・ぼかす・隠す・活かすの4つに分かれます。全体像はこちらで整理しています。
白髪との付き合い方は4つ!染める・ぼかす・隠す・活かすの選び方を紹介
見つけた白髪を抜くか切るかで迷ったときは、こちらを参考にしてください。
白髪を抜くのは避けたほうが安心!増える噂の真偽と気になるときの対処法を紹介
白髪染めシャンプーは、染める回数を減らすための道具
今回は、白髪染めシャンプーと普通の白髪染めの違い、そして選ぶときに見る4つのポイントを紹介しました。1回で染め上げるものではないぶん、染める間隔を空けたい方には続けやすい選択肢です。
まずは今の髪色に近い色から、数日続けて試してみてください。


