鏡を見ていて、分け目にキラッと光る1本を見つけてしまう。抜くべきか、そのままにするべきか、迷ったことはないでしょうか。
染めるには早い気もするけれど、放っておくのも気になる。本数が少ないうちほど対処に迷いますよね。
この記事では、白髪が出てくる理由と見つけたときの対処を整理したうえで、白髪との付き合い方を「染める・ぼかす・隠す・活かす」の4つに分けて紹介します。市販アイテムの色の入り方の違いや、美容室で伝えるとよい希望のまとめ方にも触れます。
何から手をつければいいか決めかねている方は、ぜひ参考にしてみてください。
白髪が生える理由と、見つけたときの対処
髪の色をつくる働きが変わると白髪になる
髪の色を決めるのは、メラニン色素の種類と量。この色素をつくるのがメラノサイトという細胞で、髪が伸びる過程で受け渡されていきます。
メラノサイトの働きが低下して色素がつくられなくなったり、受け渡されなくなったりする。すると、色のつかないまま髪が伸びます。
影響する要因としては、加齢や遺伝のほか、ストレス、高熱、薬の副作用などが挙げられています。
ただ、自分の白髪がどの要因によるものかを特定するのは難しい部分です。
原因探しで立ち止まるより、今ある白髪とどう付き合うかを決めたほうが前に進めます。
白髪が出はじめる時期
若白髪と呼ばれるように、10代から20代で出はじめることもあります。
年齢だけを基準に、早い・遅いを気に病む必要はありません。
見つけた白髪、抜くか切るか
気になる1本を、つい抜いてしまう。ただ、これは避けたほうがよいとされています。
成長している髪を無理に抜くと、髪をつくっている根元の部分を傷める原因になります。毛穴や毛根への負担を考えると、抜くことはすすめられません。
抜かずにそのままにしておくか、短く切るという選択肢もあります。
抜くのを避けたい理由と、気になる1本への対処法は別記事で詳しく取り上げています。
白髪を抜くのは避けたほうが安心!増える噂の真偽と気になるときの対処法を紹介
白髪との付き合い方は4つ
白髪への向き合い方は、大きく4つに分かれます。どれが正解というものではなく、白髪の量・通える頻度・なりたい髪色で選ぶものです。
- 染める……白髪そのものに色を入れる(白髪染め・カラートリートメント)
- ぼかす……周りの髪に明るい色を入れて紛れさせる
- 隠す……洗うまでの間、一時的に色をのせる
- 活かす……染めずに髪型や見せ方で付き合う
染める:本数が増えてきた人に
白髪が全体に散らばってきたときの基本の選択肢です。サロンでも市販品でも対応できます。カラートリートメントや白髪染めシャンプーもここに入ります。
ネックは伸びてくる根元。根元が伸びれば色の差が出るので、繰り返すことが前提になります。
サロンで全体を染めてもらい、間に挟む生え際だけをセルフで。そんな分担の仕方も選べます。
生え際だけを染め直す手順と頻度は、別記事にまとめました。
白髪染めのリタッチとは?頻度・セルフのやり方・注意点を紹介!
市販の白髪染めを形状で選ぶポイントは、こちらにまとめました。
市販の白髪染めは形状で選ぶ!クリーム・泡・部分用の違いとおすすめを紹介
ぼかす:明るい髪色をあきらめたくない人に
今の明るさを保ったまま白髪に対応したいなら、選択肢に挙がるのが白髪ぼかしハイライトと呼ばれる方法です。
白髪部分そのものは染めず、周りに明るい細い筋を足して紛れさせます。白髪との色の差が小さくなるので、根元が伸びたときの見え方が変わります。
美容室では「白髪ぼかしのハイライトを入れたい」と伝えると、意図が伝わります。向き不向きは別記事で整理しています。
白髪ぼかしハイライトカラーは白髪染めとどう違う?向いている人やおすすめスタイルを紹介
隠す:数本だけ、その日だけ対処したい人に
染めるほどの量ではないなら、一時的に色をのせるアイテムという手も。マスカラ型やパウダー型など、気になる部分にだけ使えるものがあります。
出かける前に部分的に使えるので、次に染めるまでのつなぎとしても選べます。
白髪隠しのタイプ別の選び方と使い方は、こちらで紹介しています。
白髪隠しは染めるまでのつなぎに!タイプ別の選び方と使い方のコツを紹介
活かす:染めに通う頻度を手放したい人に
染めない選択をする人もいて、白髪を活かした髪色は「グレイヘア」と呼ばれています。
とはいえ、移行の途中は根元の白と毛先の黒が分かれて見える時期を通ります。
ここを乗り切れるかが分かれ目です。髪型を変えて分け目を目立たせないようにしたり、ハイライトを挟んで段階的に移行したりと、進め方は美容師さんと相談するのが現実的でしょう。
白髪染めのやめ方と、移行にかかる期間の目安はこちらで紹介しています。
脱白髪染めでグレイヘアに移るには?やめ方の選び方と移行中に目立たせないコツを紹介
移行中に分け目を目立たせない髪型は、こちらで取り上げています。
白髪が目立たない髪型は分け目で決まる!選び方と人気スタイルを紹介
市販アイテムは、色の入り方が3通りある
上の4つのうち、自分で色をつけるのは「染める」と「隠す」。売り場では似た棚に並んでいますが、色の入り方で3つに分かれます。
髪の内部で発色させる(染める)
いわゆる白髪染め(ヘアカラー)です。1回で色を入れる仕組みで、シャンプーですぐに落ちるものではありません。
クリーム・乳液・泡・部分染め用と形が分かれ、塗り心地が変わります。使う範囲から絞ると迷いません。
かぶれが気になる方に向けた選択肢は、こちらで整理しています。
ジアミンアレルギーでも諦めない!かぶれにくいノンジアミン白髪染めの選び方
髪の表面に色を重ねる(染める)
カラートリートメントや白髪染めシャンプーが、こちらにあたります。髪の内部ではなく表面に作用する仕組みです。
洗ってすぐ落ちるものではないので、4つでいえば「染める」に入ります。ただし色の入り方は白髪染めとは違うので、同じつもりで選ぶと戸惑うかもしれません。
使う回数や放置時間の目安は商品ごとに違うので、表示を確認してから始めましょう。詳しくはこちらの記事で。
白髪染めトリートメントのおすすめは?選び方ときれいに染めるコツを紹介!
シャンプーで少しずつ色を重ねるタイプは、こちらで紹介しています。
白髪染めシャンプーは染めない日のケアに!普通の白髪染めとの違いと選び方を紹介
洗うまで一時的にのせる(隠す)
マスカラ型やパウダー型のアイテムです。髪の表面に色をのせるだけなので、洗うと落ちるものがほとんどです。
同じ「部分用」の棚に、洗っても落ちない部分染め用の白髪染めが並んでいることもあります。ここでいう「隠す」は、洗えば落ちるマスカラ型・パウダー型のほう。落ちないものは「染める」に入ります。
なお、ブリーチ後の髪に使う「カラーシャンプー」は、白髪用とは別のアイテムです。用途はパッケージの表示で確認できます。
染める前のパッチテストは毎回必ず行う
白髪染め(ヘアカラー)を使うときは、パッチテストが欠かせません。
ヘアカラーの業界団体である日本ヘアカラー工業会が示す手順は、髪を染める2日前(48時間前)に毎回必ず行う、というものです。
これまで異常がなかった人でも、体質の変化でかぶれるようになる場合があるため、というのがその理由です。面倒に感じても、省かずに毎回行ってください。
カラートリートメントなど他のタイプについては、商品の表示で確認してください。
迷ったら美容室で相談する
自分では見えない場所を見てもらう
白髪の出方は人によって違います。顔まわりだけ気になる方もいれば、つむじ付近が気になる方も。
自分では確認しづらい後頭部まで見てもらえるのは、サロンならではです。
先に伝えておくとよいこと
席に着いたときに、次のような希望を伝えておくと提案の方向が定まります。
- 「今の明るさは保ちたい」……暗く染めたくない場合は最初に言う
- 「次に来られるのは2か月後くらい」……通える間隔で提案が変わる
- 「根元だけ気になっている」……全体か部分かをはっきりさせる
希望が固まっていなくても大丈夫。「白髪が気になってきたけれど、暗くはしたくない」くらいの温度感で伝われば、そこから選択肢を出してもらえます。
白髪と同じ時期に、髪のうねりや広がりが気になり始める方もいます。
40代・50代で気になる髪のうねり!広がりを抑える洗い方と乾かし方
白髪は4つの選択肢から、自分に合う付き合い方を選べる
今回は、白髪が出てくる理由と、染める・ぼかす・隠す・活かすという4つの付き合い方を紹介しました。白髪の量や髪色の好み、通える頻度に合わせて選べば、続けやすい方法が見つかるはずです。
気になる1本を見つけた日が、髪との付き合い方を考えるきっかけになります。ぜひ自分に合う方法から試してみてください。
本記事作成にあたって参考にさせて頂いたサイト様