ジムに通っているわけでもないのに、プロテインが目に入る機会が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。職場のデスクに置いている人がいたり、コンビニの棚に並んでいたり。
とはいえ、筋トレをしない自分にも必要なものなのか、判断がつかないところです。
結論から言えば、必要かどうかは性別ではなく、いまの食事の中身で決まります。
この記事では、たんぱく質のおかずが抜けやすい場面を整理したうえで、プロテインを取り入れて変わること・変わらないことを分けて書きます。
そのうえで、向いている人と急がなくていい人を並べ、選ぶ前に確認したいことにも触れます。
買おうかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
プロテインは筋トレする人だけのもの?
「プロテイン=ジムで飲むもの」と思っている方は少なくありません。
答えから言えば、売り場に並んでいるものは、もう運動する人だけに向けた商品ではありません。
売り場が変われば、目に入る場面も変わる
いまはドラッグストアの棚に並び、コンビニではドリンクやバーの形でも売られています。
運動用品としてではなく、飲み物やお菓子の並びで見かけることも増えました。
中身は「たんぱく質を粉にしたもの」
プロテイン(=英語で「たんぱく質」のこと)の粉末は、牛乳や大豆などからたんぱく質の部分を取り出して、粉にしたものです。
医薬品ではなく、分類としては食品にあたります。パッケージの裏には、原材料と栄養成分表示が並んでいます。
調理のいらない食材に近い立ち位置。そう考えると、必要かどうかの見通しが立ちます。
たんぱく質のおかずが抜けやすい場面
たんぱく質は、肉・魚・卵・大豆製品といった主菜や、牛乳・乳製品から摂ることの多い栄養素です。1日3食食べていても、内容によっては、そのおかずが抜け落ちている日があります。
心当たりのある場面から見ていきます。
朝食がパンとコーヒーだけの日
髪を乾かしてメイクを済ませると、朝に残る時間はわずかです。支度に追われる朝ほど、食事は手のかからないものへ寄っていきます。
トーストとコーヒーだけ、あるいはグラノーラだけで終わる朝もめずらしくありません。卵やヨーグルトが加わるかどうかで、その1食の中身はかなり変わります。
外食とコンビニが続く週
パスタ、うどん、丼もの。ひと皿で完結する食事は手軽な反面、肉や魚がどれだけ入っているかは分かりません。
梅のおにぎりとスープで昼を済ませた日は、肉や魚を口にしないまま夕方を迎えることもあります。
食べる量そのものを減らしているとき
体型が気になると、ごはんを半分にしたり、夕食を軽くしたりします。全体量を減らすと、主食だけでなく肉・魚・卵・大豆製品・乳製品の分も一緒に減ります。
サラダとスープで済ませた日が、ちょうどその形です。減らしたつもりのない部分まで削れている点が、見落とされがちです。
取り入れて変わること・変わらないこと
買う前に、期待の置きどころを決めておきます。
変わるのは、食事の中身が数字で見えること
プロテインの袋には、たんぱく質が何g入っているかが栄養成分表示に書かれています。何gあたりで書かれているかは、商品によって違います。
ふだん量ることのない数字が、袋の裏で確認できるところです。
手間をかけずに1品増やせること
朝食に足すなら、パンとコーヒーの構成を変えずに済みます。シェイカーに水と粉を入れて振れば、それで用意は終わりです。
包丁もフライパンも使いません。高温多湿を避ければ常温で置けるので、職場に小分けで持っていくこともできます。
保存方法は、パッケージの表示を確認してください。
飲むだけでは起きないこと
運動をしないまま体が引き締まる、肌や髪が見違えるといった変化は、プロテインを足したからといって起きるものではありません。
たんぱく質は食事から摂る栄養素のひとつで、プロテインはその選択肢を1つ増やすものです。
プロテインだけを変えても、体を動かす習慣や睡眠、食事全体のバランスはそのままです。変化を求めるなら、そちらにも手を入れることになります。
逆に「飲むと太るのでは」と気になる場合も、1杯に何がどれだけ入っているかは栄養成分表示で確認できます。水で割るか牛乳で割るかでも、中身は変わります。
向いている人と、急がなくていい人
必要かどうかは、性別や体質で線を引くより、いまの食事の中身で決まります。どちらに近いか、当てはめてみてください。
向いている人
- 運動を始めたばかりで、食事が追いついていない
- 朝はヘアセットとメイクで時間が埋まり、朝食がパンとコーヒーで終わる
- 外食やコンビニ・惣菜が続き、肉や魚のない食事が増えている
- 体型が気になって、食べる量そのものを減らしている
共通するのは、食事の中身を変えたいのに、手をかける余裕や時間が足りない状況です。粉を溶かすだけで1品増やせることが、そのまま利点になります。
急がなくていい人
- 毎食、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品のどれかが入っている
- 食べること自体が好きで、量も足りている
- 粉を溶かして洗う手間が、続きそうにない
毎食にたんぱく質のおかずが入っているなら、食事の形はすでに整っています。無理に足す理由はありません。
続かないものを1袋買っても、戸棚の場所を取るだけで終わります。飲まない選択も、同じくらい正解です。
迷ったら、3日分の食事を書き出してみる
自分がどちらに近いか分からないときは、判断材料を作るのが早道です。
- 3日分、食べたものをメモに書き出す
- 各食事に、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品のどれかが入っているか印を付ける
- 印の付かなかった食事が何回あったか数える
メモは大まかで構いません。「梅おにぎりとスープ」「サラダとパン」くらいの粒度で足ります。
書くのが面倒なら、食べる前に写真を撮っておくだけでも十分です。あとから見返すと、覚えているつもりの食事と実際の中身がずれていることに気づきます。
休みの日を1日入れて3日分にすると、平日との差もそのまま見えてきます。
足すのはプロテインでなくてもいい
印のない食事が続いていたなら、まずはそこに1品足すことを考えます。
ゆで卵、ヨーグルト、豆乳、納豆、サラダチキン。候補はコンビニにも並んでいます。
そのなかで、粉を溶かすのがいちばん手軽だと感じるならプロテインを選べば十分です。冷蔵庫にゆで卵を常備するほうが続きそうなら、そちらでも構いません。
始める前に知っておきたいこと
買ってみようかと思ったら、売り場に行く前に確認しておきたいことが3つあります。
まず原材料表示を見る
売り場でよく見かけるのは、牛乳由来のものと大豆由来のものです。えんどう豆や卵を使ったものもあります。
食物アレルギーのある方は、原材料名の欄に目を通してください。卵や乳は表示が義務づけられていますが、大豆やえんどう豆は同じ扱いではないため、原料名そのものを確かめると確実です。
パッケージには「乳を含む製品と共通の設備で製造しています」といった一文が添えられていることもあります。表示欄の外に書かれている場合もあるので、袋の裏面全体に目を通してください。
体質や体調に不安があるとき
乳製品や大豆でおなかの調子が変わる方、通院中の方や妊娠・授乳中の方は、取り入れる前に医師や薬剤師に相談すると安心です。
不安を抱えたまま飲み始めるより、先に聞いてしまったほうが早く落ち着きます。
種類は、目的のほうから絞る
牛乳由来のホエイと、大豆由来のソイがあります。原料が違えば、味の方向も溶かしたときの口当たりも変わります。
成分表を見比べるより、何のために飲むかから考えるほうがすんなり絞れます。
大豆由来のソイが気になる方は、選び方をこちらでまとめています。
ソイプロテインの選び方が分かる!女性向けのおすすめ商品もチェック
牛乳由来のほうが気になる方は、あわせてこちらもどうぞ。
ホエイプロテイン選びは3つの軸で迷わない!女性向けおすすめ8選も紹介
プロテインが必要かどうかは、いまの食事の中身で決まる
今回は、女性にプロテインが必要かどうかを、生活の場面から整理しました。朝食がパンとコーヒーで終わる日が続いている人には、手数をかけずに1品増やす手段になります。
毎食にたんぱく質のおかずが入っているなら、急いで買う必要はありません。
売り場で迷ったときは、目的のほうから絞ってみてください。