朝の支度で、眉を描くところだけ時間がかかる——そんな日はありませんか。
片方を描いたあと、もう片方の高さが合わない。直そうとして足すうちに最初より太くなってしまうのは、手先が不器用だからではなく、描き始める位置が決まっていないからです。
この記事では、描く前に決める3つの位置と、そこから仕上げる3ステップを紹介します。アイテムの選び方と、左右が違って見えるときの対処もまとめました。
毎朝の眉に納得できていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉毛がうまく描けないときにつまずいているところ
眉が決まらないとき、つまずいているのは輪郭をなぞる描き方かもしれません。
左右の眉毛はもともと生え方が違います。生えている毛をなぞると、その違いがそのまま形に出ます。
片方を描き終えてから「そろっていない」と気づく。ここで足し算が始まります。
眉頭を足し、眉山を足し、眉尻を伸ばす。
1回ごとの修正は小さくても、積み重なると太く濃い眉になります。夕方に鏡を見て驚いた経験がある方は、この流れをたどっているのかもしれません。
順番を変えると、この迷いはかなり減ります。形をなぞるのではなく、先に3つの点を決めて、その点を結ぶように描くやり方です。
描く前に決める3つの位置
決めるのは眉頭・眉山・眉尻の3点だけ。先にこの3点を置いておくと、描きながら形に迷う場面が減ります。
なお、似合う眉の角度や太さは顔立ちによっても変わります。顔の輪郭やパーツから似合うテイストを分ける「顔タイプ診断」でクールカジュアルだった方は、眉以外のパーツもあわせてこちらをどうぞ。
クールカジュアルに似合うメイクは?パーツ別のポイントについて解説
眉頭は小鼻の真上
小鼻の外側から、真上にまっすぐ線を引きます。目頭とほぼ同じ位置にくるはずで、そこが眉頭です。
これより内側に描くと、顔の中心が詰まって見えることがあります。
目頭より内側に眉毛が生えている場合も、描き足すのは小鼻の延長線までにとどめておくと落ち着きます。
眉山は黒目の外側から目尻の間
正面を向いたとき、黒目の外側の縁から目尻までの範囲。この間のどこかに眉山を置きます。
目尻寄りなら落ち着いた印象、黒目寄りなら目元がはっきりして見えます。迷ったら真ん中あたりが無難です。
黒目より内側に持ってくると眉の角度が急になり、意図より強い印象に振れることがあります。
眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上
小鼻の外側と目尻を結び、その線をそのまま外へ伸ばした先。ここが眉尻の終点です。
これより短いと顔が間延びして見え、長すぎると目尻が下がった印象になりがちです。
ペンシルを顔に当てて確認すると、目で見て位置を確かめられます。
3点に印をつけて左右を見比べる
位置がつかめたら、アイブロウペンシルの先で軽く印をつけます。
- 眉頭の位置に、ごく薄く縦の短い線を引く
- 眉山の位置に、同じく薄く点を置く
- 眉尻の終点に点を置く
- 反対側も同じ手順で3点を置き、鏡から顔を離して眉頭の高さと眉尻の位置を見比べる
この段階では形を作りません。点を置くだけです。
描き込む前なら、ずれていても点を消して置き直すだけで済みます。
眉毛を描く3ステップ
位置が決まったら、あとは3ステップです。
パウダーで面を作り、ペンシルで足りないところを足し、仕上げにぼかす。この順番が仕上がりを左右します。
ステップ1:パウダーで眉全体の面を作る
最初はパウダーです。ペンシルではありません。
ペンシルから始めると線がはっきり出て、修正のたびに線が増えていきます。パウダーなら薄く重ねられるので、濃さを後から調整できます。
- ブラシにパウダーを取り、手の甲で量を調整する
- 眉の中央から眉尻に向かって、先に置いた3点の内側を埋めるようにのせる
- 眉頭は最後に、ブラシに残った分だけでなでる
印はパウダーをのせるとなじむので、消さずにそのまま進めて構いません。
眉頭を濃くしないのがポイント。眉頭が薄く、眉尻に向かって濃くなるほうが、顔なじみのよい眉になります。
ステップ2:ペンシルで足りない部分に毛を足す
パウダーだけでは埋まらない隙間を、ペンシルで補います。
ここでも輪郭をなぞりません。
毛が足りないところに、毛を1本足すつもりで短い線を置く。それだけです。
眉尻は毛がまばらになりやすい場所なので、ペンシルの出番はここに集中します。
線の向きは、その場所に生えている毛と同じ方向に。眉頭は上向き、中央から眉尻は斜め下向きが目安です。
ステップ3:スクリューブラシでぼかす
仕上げにスクリューブラシで全体をとかします。
この一手間で、パウダーとペンシルの境目がなじみます。つい飛ばしたくなる工程。抜くと「描きました」という線が残ります。
とかす方向は眉頭から眉尻へ。強くこすらず、毛の流れを整えるくらいの力で十分です。
眉を描くアイテムの選び方とおすすめ
アイブロウは種類が多く、売り場で迷うアイテムです。
選ぶ軸は「3ステップのどこを助けてほしいか」。面を作るならパウダー、毛を足すならペンシル、3ステップをまとめて1本で済ませたいなら一体型、ぼかすならブラシです。
色は髪色に合わせるのが基本です。
ここでは、この4タイプから5点を紹介します。パウダーは、色数の多い1点と価格を抑えた1点を挙げました。
デザイニングアイブロウ3D EX-5(KATE/パウダーパレット・2.2g)
3色入りのパウダーパレット。公式の使い方では、2色を混ぜて眉全体に、残り1色をノーズシャドウに回します。
太いブラシと斜めの細いブラシが付き、眉尻の細い部分まで、この1品で対応できます。EX-5はブラウン系です。
パレットとブラシを持ち歩く形になるので、1本にまとめたい方には向きません。
パウダリーアイブロウ P3 チャコールグレー(セザンヌ/パウダーパレット・2.0g)
濃淡2色にチップとブラシまで付いた構成です。
P3は眉の色にとけこむグレーで、ブラウンだと眉だけ浮いて見える暗髪の方にも合います。描いた眉が落ちにくいロングラスティング処方だとメーカーは説明しています。
明るい髪色の方は、グレーが沈んで見えることもあります。その場合の受け皿がP1・P2のブラウン系です。
ステイナチュラF パウダーペンシルアイブロウ 1 キャメルブラウン(デジャヴュ/繰り出しペンシル)
芯が1.5mm×3mmの楕円形。細い面を使えば毛を1本ずつ足すように、広い面を使えば一度にふんわりと描けます。
スクリューブラシが付いているので、ぼかしまでこれ1本で終わります。皮脂や汗、こすれに強いウォータープルーフだとメーカーは説明しています。
色はキャメルブラウンを含む全6色展開。1本で完結する代わりに、色を混ぜる自由度はありません。
パーフェクトアイブロウ 01 グレイッシュブラウン(サナ ニューボーン/3機能一体型)
ペンシルで描いてパウダーで濃さを整え、反対側のブラシでそのままぼかせます。持ち歩くのはこの1本だけ。
道具を一から揃える方の最初の1つに。パウダーの色を混ぜて髪色に寄せたい方には、物足りなく感じる作りです。
ソフトカーブスクリューブラシ(ロージーローザ/メイクブラシ)
ぼかし専用に1つ足したいときの選択肢。目元や眉のラインに沿うなだらかなカーブだと、商品ページには記載があります。
手持ちのアイブロウにスクリューブラシが付いていない場合は、これを足すだけで仕上げの工程がそろいます。スクリューブラシ付きのアイブロウを使っているなら不要です。
色まで含めて選びたいときは、こちらもあわせてご覧ください。
眉マスカラの色は3つの軸で決まる!髪色・眉の濃さ別に似合う色を紹介
左右が違って見えるときの直し方
3点を決めて描いても、鏡を見ると左右が違って見える日はあります。
左右差はあって当たり前
前提として、左右の眉がぴったり同じという人は多くありません。骨格には左右差があると言われていて、眉毛の生え方もそろっていないのが普通です。
冒頭で触れた足し算が起きるのは、たいていこの場面です。抜け出すには、見るポイントを減らします。
そろえるのは2点だけ
左右で合わせるのは、印をつけた段階で見比べた次の2点です。
- 眉頭の高さ
- 眉尻の終わる位置
この2つがそろっていれば、間の太さや角度の差は目立ちにくくなります。
確認するときは、鏡から顔を腕1本分ほど離すのがおすすめ。近くで見ると細部が気になり、直す必要のない差まで直したくなります。
濃くなったときは足さずに引く
片方だけ濃くなってしまったときは、描き足して合わせるのは避けます。濃いほうを綿棒で軽く押さえて薄くします。
足すのではなく引く。これが太くならないコツです。
そもそもの毛の生え方や長さが原因のときは、サロンの眉カットで土台を整えるという方法もあります。「眉の形はこのままで、はみ出た毛だけ整えてほしい」と伝えると、いつもの眉を大きく変えずに済みます。
毛の量や生え際が原因で決まらないときは、整え方から見直す方法もあります。
眉毛を整える範囲がわかれば失敗しない!剃る前に決めることと手順を紹介
眉毛の描き方は、3つの位置と3ステップで決まります
今回は、眉頭・眉山・眉尻の3点を決めてから、パウダー・ペンシル・ぼかしの3ステップで仕上げる描き方を紹介しました。
形をなぞるのをやめて位置から決めるだけでも、鏡の前で悩む時間はぐっと縮みます。左右差も、合わせる項目を2つにしぼれば追いかけずに済みます。
まずは明日の朝、3点に印をつけるところから試してみてください。
形以外の要素まで含めて見直したい方は、こちらのガイドもあわせてどうぞ。
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