秋の髪色は、赤みをどう扱うかで方向が決まります。
とはいえ「秋っぽい色」と言われても幅が広く、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。暗くすると重く見えないか、明るいままだと季節外れに見えないか——気になるところは人それぞれです。
この記事では、秋のカラーとして紹介される機会の多い10色を、色の性質ごとに並べます。ブリーチなしで楽しめる色や、暗め・明るめの選び分けもまとめました。
次のカラーを決めかねている方は、ぜひ参考にしてみてください。
秋のヘアカラーはどんな方向へ動くか
深みとくすみが軸になる
秋が近づくと、透き通るような明るい色より深みのある色の提案が増えると言われています。日差しが弱まる時期は、明るい髪色が浮いて見えると感じる方もいるためです。
もう一つの理由は服装。ニットやコートの色が濃くなるぶん、髪だけ明るいとちぐはぐに映ります。
変わるのは明るさだけではなく、鮮やかさも。くすみを含んだ色が選択肢に入ってきます。

赤みをどう扱うかで分かれる
秋色は、大きく3つの方向に分かれます。
- 赤みを生かす……ショコラ、マロン、ピンク、テラコッタ、カシス。暖かみが出て、季節感がはっきりします
- 赤みを打ち消す(くすみ系)……モカ、オリーブブラウン、オリーブベージュ。緑みを使って、こなれた印象に
- 黄み・オレンジみを打ち消す(寒色)……ラベンダーグレージュは紫で黄ばみを、ブルーブラックは青でオレンジみを打ち消します
日本人の髪はもともと赤みを含んでいると言われています。それを味方につけるか、打ち消すか。
ここが最初の分かれ道です。
秋におすすめのヘアカラー10選
赤みを生かす色 → くすみ系 → 寒色の順に並べます。気になる色は、それぞれの記事で詳しく確かめてみてください。
1. ショコラブラウン
チョコレートのような、赤みを含んだ深い茶色です。暗めに落とすときの定番として扱われることが多く、初めての方でも仕上がりが想像できます。
暗くしても地毛のようには沈まず、光が当たるとブラウンの艶が出ます。トーン(=髪の明るさの段階。数字が大きいほど明るい)を1つ変えるだけで印象が動くので、オーダー時の伝え方が仕上がりを左右します。
ショコラブラウンは大人の艶っぽさが魅力!トーン別の見え方とオーダーのコツを紹介
2. マロンブラウン
栗の実を思わせる、柔らかい暖かみのある茶色。ショコラより明るく、軽さがあります。
「秋らしくしたいけれど、暗くしすぎたくない」という方に向く色です。
赤みと黄みが混ざった暖色で、明るくしても黄ばみとして浮くことは少なく、肌なじみのよい色みだと言われています。
マロンブラウンは柔らかい暖かみが魅力!明るさ別の見え方とオーダーのコツを紹介
3. ピンクブラウン
ここまでの2色が茶色の系統なら、こちらは赤みをもう一歩進めた色です。ブラウンを土台に、ピンクの血色感を少しだけ重ねます。
ピンク単色のような主張はなく、光が当たったときに赤紫のツヤが顔を出す程度。
顔まわりに赤みがあると、肌の印象が明るく見えると言われています。暗髪に戻したいけれど重く見せたくない、という場面で候補に挙がります。
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4. テラコッタブラウン
素焼きの陶器のような、オレンジみを含んだ赤茶色。秋らしさが分かりやすく出る色です。
派手になりすぎないか気になる方もいますが、テラコッタはオレンジみが茶色に寄っているぶん穏やかに映ります。色落ちの途中でオレンジが強く出ることもあります。
テラコッタブラウンは派手見えしない赤みが魅力!ブリーチなしの見え方とケアを紹介
5. カシスブラウン
テラコッタが明るく開いた赤茶なら、こちらは沈んだ赤。赤紫を含んだ、暗めの茶色です。
暗いのに地味に見えないのが持ち味で、光が入ると赤紫が透けます。
暗さは保ちたいけれど、いつもの茶色に飽きた——そんなときの乗り換え先になります。
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6. モカブラウン
ここから3色は、赤みを打ち消す方向です。
モカブラウンは、コーヒーを思わせる柔らかいくすみブラウン。赤みが出にくいので、暗くしても重たく見えません。
茶色は残したまま、赤みだけを取りたい方に向いています。
モカブラウンは赤みを抑えた柔らかさが魅力!明るさ別の見え方とケアを紹介
7. オリーブブラウン
グリーンが髪の赤みを打ち消す——これがオリーブ系の仕組みです。ブラウンと混ぜると、くすんだダークブラウンのように落ち着きます。
明るめでも派手に転ばず、暗めでも重くなりすぎません。ブリーチなしなら、暗めから中間の明るさまで扱えます。
オリーブブラウンは明るくても暗くても使える!トーン別の見え方と色落ち対策を紹介
8. オリーブベージュ
同じオリーブでも、ベージュを合わせるとぐっと軽くなります。緑が主役のカーキほどマットにならず、やわらかさが残る色です。
- 明るくしても赤みが出にくく、色みがぼやけません
- 一般に落ち着いて見えるとされる6〜7トーンに抑えれば、屋内では暗髪として使えます
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9. ラベンダーグレージュ
ここからは寒色です。グレージュ(=灰みを含んだベージュ)に紫をひとさじ加えて、黄ばみを抑えます。
- ブリーチあり……紫がはっきり出て、透けるような柔らかさになります
- ブリーチなし……紫は控えめ。期待値の調整が必要です
サロンでは、ブリーチなしのときの見え方を写真で見せてもらうと差が分かります。
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10. ブルーブラック
黒に見えるところまで暗くしたい、けれど真っ黒は避けたい。そんなときの落としどころが、この色です。
黒に青みを含ませた暗髪で、10色のなかで最も暗い色。室内ではほぼ黒に見えるのに、外に出ると青が浮きます。
ブルーブラックは重く見えない暗髪が魅力!光で変わる見え方とケアを紹介
ブリーチなしで楽しめる秋カラー
10色は、ブリーチなしでの色の出方で4つに分かれます。
- そのまま出せる……赤みを生かす5色。髪がもともと持つ暖かみと方向が合うためです。ただしピンクブラウンの発色は控えめになります
- 暗さで出せる……ブルーブラック。もともと暗い色なので、地毛の明るさが邪魔になりません
- 中間の明るさまで出せる……くすみ系3色。ハイトーンにするほど、緑みだけを残すのが難しくなります
- 発色は控えめになる……ラベンダーグレージュ。染められますが、紫の見え方は弱まります
迷ったら、上から順に見ていくのが早道です。
ブリーチをするかどうか迷っている方は、こちらもどうぞ。
ブリーチなしで透明感カラーは叶う!髪を傷めず垢抜ける色選びを紹介
暗め・明るめで選ぶなら
暗めにしたいとき
暗髪でいちばん怖いのは、重く見えることです。それを避けるには、光で表情が変わる色を選びます。
カシスブラウンの赤紫、ブルーブラックの青みは、光が当たったときだけ色が顔を出します。ショコラブラウンなら艶で、モカブラウンなら赤みのなさで軽さを作る方向です。
髪色の規定は職場や学校によって幅があります。確認したうえで、5〜7トーンを目安に美容師さんへ伝えてみてください。
明るめにしたいとき
明るさを残したまま秋らしく見せるなら、くすみを足すのが近道です。
オリーブベージュは、緑みが赤みを打ち消すので、明るくしてもオレンジっぽさが和らぎます。夏に明るくした髪から移行するなら、この色が橋渡しになります。

明るめほど、色落ちも早く感じられます。次に染めるまでの間隔を、担当の美容師さんに相談しておきましょう。
秋のヘアカラーを長持ちさせるには
色を落とすのは、熱と時間
どの色を選んでも、色落ちの理由は共通しています。熱いお湯、濡れたまま置く時間、そしてドライヤーやアイロンの熱です。
アイロンの回数が増えるほど、色は早く抜けていきます。秋は乾燥で出番が増える方も多い時期です。
設定温度を1段下げるだけでも違ってくるでしょう。
カラー前に伝えておきたいこと
カラー剤でかぶれた経験がある方は、施術前に必ず美容師さんへ伝えましょう。パッチテストについても相談できます。
色を問わず使えるアウトバスを1つ
色別のケア用品は各記事で紹介しているので、ここではどの色にも共通するものを挙げます。
カラーケアオイル(COLORIS/カラリス・80ml)
メーカーは「ヘアカラー後のデリケートな髪に特化した集中ケアオイル」と説明しています。
「キューティクルを整えヘアカラー染料流出を防ぐ」カラーケア処方と、「熱の力でダメージを補修する」ヒートプロテクト処方をうたっています。
お風呂上がりにタオルドライした髪へ使うタイプ。ショート・ミディアムで1〜2プッシュが目安です。
植物由来のオイルが5種配合されたオイルタイプ。軽い質感が好みの方には、重く感じられることもあります。
秋は、暗めも明るめも10色から選べます
今回は、秋のカラーとして紹介される機会の多い10色を赤みの扱いで整理し、ブリーチなしでの出やすさや暗め・明るめの選び分け、色を長持ちさせるケアまで紹介しました。
赤みを生かすのか、打ち消すのか。方向さえ決まれば、候補はぐっと絞れます。
気になる色が見つかったら、それぞれの記事でトーンや色落ちを見てみてください。