黒に近い暗さなのに、光が入ると青が浮かぶ。それがブルーブラックです。
暗くしたいけれど真っ黒は重く見える、と迷っている方は多いのではないでしょうか。青みが一枚入るだけで、同じ暗さでも印象はずいぶん変わります。
この記事では、ブリーチの有無による発色の違いと光で変わる見え方、重く見せないための選び方、そして色落ちとケアまでを紹介します。
落ち着いた髪色にしたいけれど地味にはしたくない、という方はぜひ参考にしてみてください。
ブルーブラックとはどんな髪色?
黒に青をひとさじ足した色
ブルーブラックは、黒に青みを含ませた暗い髪色です。黒染めのように色を沈めきるのではなく、青を残すぶんだけ光を通します。
髪全体が青く見えるわけではありません。あくまで黒がベースで、そこに青が一枚重なっているイメージです。
この違いが、暗さの見え方を分けます。

黒染め・ネイビー・ダークグレーとの違い
近い色とは、青の量と明るさで見分けられます。
- 黒染め……色を最も暗く沈める。青みはほとんど感じられません
- ネイビー……青がはっきり見える。発色させるにはブリーチが必要になることが多い色です
- ダークグレー……青ではなく灰みで暗さを作る。赤みを抑える方向はブルーブラックに近いです
青の量でいえば、ブルーブラックは黒染めとネイビーのちょうど中間。「黒に見えるけれど黒ではない」という位置づけです。
ブリーチの有無で発色はどう変わる?
ブリーチなしの場合
ブリーチをしなくても染められます。暗い髪に、さらに暗い色を重ねる形になるからです。
ただし、青が前に出るほどは発色しません。

それでも地毛や黒染めとは印象が変わります。青みが赤茶っぽさを打ち消すぶん、重さがやわらぐためです。
ブリーチありで変わるところ
一度明るくしておくと、入れた青がそのまま出ます。屋内でも青と分かる濃紺寄りの仕上がりは、ブリーチを通したときのものです。

- ブリーチなし……青は控えめ。髪への負担は軽く、色落ちもゆるやかです
- ブリーチあり……青がはっきり出る。そのぶん負担は増え、青が抜けるのも早くなります
暗さを保ちたいのか、色をはっきり見せたいのか。先に決めておくと、美容室での相談がスムーズです。
同じ寒色でも、暗さより透明感を優先したい方はこちらもどうぞ。
ラベンダーグレージュは透ける柔らかさが魅力!ブリーチの有無で変わる見え方を紹介
光の当たり方で変わる見え方
ブリーチなしなら室内では黒に近い
蛍光灯や電球の下では、ほぼ黒として見えます。職場でも面接でも浮かない暗さです。
とはいえ、黒染めと同じではありません。青みが赤茶っぽさを抑えるぶん、沈んだ印象は和らぎます。
青が「青」として見えるのは、光の量が増えたときです。
屋外・日差しの下では青が浮く
外に出ると印象が変わります。光の量が増えるぶん、室内では沈んでいた青みが表に出てくるためです。

屋外で写真を撮ると、自分でも驚くほど青が写ることがあります。
室内では落ち着いて、外では色を楽しめる。ブリーチをしていない髪でも、この二面性は生まれます。
似合う人と、重く見せないコツ
イエベ・ブルベで変わる相性
肌の色みを2つに分けると、青との相性が見えてきます。イエベ(イエローベース=黄みを含む肌)とブルベ(ブルーベース=青みを含む肌)で比べてみましょう。
- ブルベの方……肌の青みと髪の青みが同じ方向を向くので、なじみのよい組み合わせです
- イエベの方……青が強いと肌の黄みが浮いて見える場合があります。青を控えめにして黒寄りに振ると、顔まわりが落ち着きます
不安なときは、美容室で「顔まわりだけ少し暗めに」と伝えてみるのも一つの手です。
重く見せないための工夫
暗髪の重さは、色の見え方と毛先の動きの両方で決まります。青みで光を通したうえに毛先が動けば、軽さはもう一段。
切りそろえた重めのボブやストレートロングは、暗さがそのまま面積として出ます。毛先に段差や外ハネを入れると光の入る面が増えるので、同じ色でも印象は変わるでしょう。
スタイルから探したい方は、こちらもチェックしてみてください。
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色落ちと長持ちのコツ
色落ちの傾向
先に飛ぶのは青です。日本人の髪は赤みを含んでいると言われていて、青が抜けるとその赤茶が表に出てきます。
ブリーチをしている場合は、抜けたあとの明るさが残るぶん変化もはっきり見えるでしょう。ブリーチなしなら、地毛に近い暗さへゆっくり戻ります。
どのくらい持つかは、髪質や洗い方しだい。
日々のケアでできること
色を保つために役立つのは、特別なことではありません。
- お湯の温度を上げすぎない……熱いお湯ほど色素が流れ出しやすくなります
- 洗ったらすぐ乾かす……濡れたまま置く時間が長いほど、色素が流れ出す時間も長くなります
- アイロンの温度を欲張らない……高温を当てるほど退色は早まると言われています
- 染めた直後の1週間を丁寧に……この期間は、洗浄力の強いシャンプーを控えるといいでしょう
見落とされがちなのが2つ目です。濡れている間はキューティクルが開いた状態とされているため、乾かすまでの時間は短いほうが安心でしょう。
なお、カラー剤やカラーシャンプーは肌に合わないこともあります。心配な方は、事前のパッチテストや美容師への相談を。
色を守るアイテムを選ぶ
ケア用品を選ぶ軸は2つ。
- 地毛の暗さのまま染めたか、ブリーチを通して青を出したか(同じ青系でも、製品が想定している髪の状態は違います)
- 色を足したいのか、染めた直後の色を守りたいのか(色を補うものと、そうでないものがあります)
ここを取り違えると、期待した変化につながらない場合があります。順に見ていきましょう。
ブルーグロスシャンプー(RASICA/ラシカ・380ml)
メーカーは「暗髪カラーの赤み退色を補色ブルーでカバー」すると説明しています。補色とは色みの反対側にある色のこと。赤みに対して青がその位置にあたります。
ブリーチ後の髪を対象にした製品が目立つなか、暗髪向けを掲げてつくられた1本です。ブリーチなしで暗さを保っている方の選択肢に。香りはプラムベリームスクです。
ブリーチで明るくして、出てきた黄みだけを抑えたい場合は、紫・シルバー系のほうが目的に合います。
※Amazonはシャンプー単品、楽天市場はメーカー公式サイトが案内している公式ショップのセット(シャンプー+トリートメント)です。セットのぶん価格帯も変わります。
カラーシャンプー ブルー(plus eau/プリュスオー・280ml)
公式では「ハイトーンのヘアカラーやブリーチ後のブルー系カラー」に向けた製品と位置づけられ、黒髪への使用は不向きと明記されています。
ブリーチを通してブルー系を入れた髪が対象です。加水分解ケラチン(羊毛由来のたんぱく質)を配合しています。
使用前のパッチテストがメーカーの指示です。
カラークチュール アフターカラー シャンプー&トリートメント(スティーブンノル/100ml+100g)
メーカーはヘアカラー直後7日間用と位置づけ、色を足す製品ではなく、染めた直後の髪をいたわるケアとして案内しています。シャンプーは髪が本来の弱酸性にもどるのを助け、キューティクルをひきしめると説明されています。
洗浄成分にはアミノ酸系を採用。染めた直後の1週間だけ切り替える、という使い方ができます。
すでに退色が進んでいて、色そのものを足したい場合は目的が異なります。
ほかの秋カラーとも比べたい方は、こちらもチェックしてみてください。
2026年秋のトレンドヘアカラー10選!暗め・明るめ別の選び方も紹介
ブルーブラックなら重く見せずに暗髪を楽しめます
今回は、ブルーブラックの色の特徴とブリーチによる違い、光で変わる見え方、重く見せないための選び方、そして色落ちのケアを紹介しました。
暗さを保ちながら、重さだけを外せるのがこの色の魅力です。
暗髪は欲しい、でも真っ黒は避けたい。そんな方は、ぜひ次のカラーの候補に入れてみてください。