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爪の根元をよく見ると、白っぽい皮がうっすら張りついていることがあります。マニキュアを塗ってもなんとなく垢抜けない、指が短く見える。
これって甘皮のせいなのかな、と気になっている方も多いのではないでしょうか。ただ、力任せに押したり切りすぎたりすると、赤みやささくれにつながることがあります。
この記事では、甘皮とルースキューティクルの違いから、自宅でできる手順、やりすぎを防ぐ頻度の目安までをまとめました。リムーバーからニッパー、仕上げのオイルまで道具選びの基準も紹介しますので、はじめて挑戦する方はぜひ参考にしてみてください。
トピック
甘皮とは?処理すると指先の印象が変わる理由
甘皮は爪の根元を守っている皮膚
甘皮は、爪の根元を覆っている薄い皮膚のことです。爪と皮膚のすき間をふさぐ役割があり、削りすぎると生え際が刺激を受けやすくなります。
つまり甘皮処理は、甘皮をすべて取り除く作業ではありません。
気になるのは甘皮ではなく「ルースキューティクル」
爪の表面には、甘皮から伸びて薄く張りついた角質があります。これがルースキューティクル(=爪にくっついた甘皮の名残)で、浮いてくると白っぽく見えてきます。
甘皮処理で取り除くのは、主にこちらです。爪の根元の輪郭が出るぶん、同じ長さの爪でも縦に長く見えます。
マニキュアの持ちにも関わってくる
ルースキューティクルが残ったままマニキュアを塗ると、根元から浮いて剥がれの起点になります。
1週間もたずに欠けてしまうという方は、塗る前のこの一手間で変わる場合があります。
甘皮処理の前に準備するもの
そろえておきたい4つ
特別な道具は要りません。次の4つがあれば始められます。
- ぬるま湯(洗面器がなければマグカップでも)、またはキューティクルリムーバー(=甘皮をやわらかくする液)
- 押し上げる道具(金属のプッシャー、セラミックのプッシャー、ウッドスティック=木製の細い棒)
- 拭き取り用のガーゼ。手元になければコットンで代用できます
- 仕上げのキューティクルオイル
ニッパーは最初から買わなくても大丈夫
刃物を使うのは、押し上げたあとに角質が浮いて残ったときだけです。
はじめの数回は、押し上げと拭き取りまででも輪郭は整います。切る工程を省いたからといって、仕上がりが半端になるわけではありません。
自宅でできる甘皮処理のやり方
基本の5ステップ
お風呂上がりなど、指先がふやけているタイミングで始めるとスムーズです。
- 手を洗い、爪まわりの汚れを落とす
- 甘皮をやわらかくする。ぬるま湯なら3〜5分ほど指先をつける。リムーバーを使う場合は置き時間が製品ごとに決まっているので、説明書きに従う
- プッシャーやスティックを寝かせ、爪の根元をらせんを描くように押し上げる
- 浮いてきた角質を、ガーゼやコットンで拭き取る
- オイルを爪の根元になじませる
爪を切るついでに月1〜2回、と決めておくと忘れません。
うまく取れないときのポイント
いちばんのポイントは、道具を立てないことです。
- 爪の面に沿わせるくらい寝かせて当てる
- 「押す」より「くるくるとなでる」つもりで動かす
- 乾いてきたら、もう一度お湯かリムーバーでやわらかくする
一度で完璧を目指さないことです。
ニッパーを使うとき
押し上げても白い角質が輪のように残る場合は、その浮いた部分だけを切ります。皮膚につながっている部分には刃を入れません。
刃先は寝かせて、少しずつ切ります。皮膚を引っぱりながら切ると、思ったより深く入ってしまいます。
失敗しないために気をつけたいこと
つまずきやすいのは、頻度・指先の状態・道具の衛生の3点です。それぞれ見ていきます。
頻度は月1〜2回で十分
爪が伸びるペースは1か月で3mm前後と言われています。甘皮の位置もそれに合わせて上がってくるので、そのくらいの間隔で足ります。
毎日のように触ると、角質と一緒に皮膚まで削ってしまいます。そこが乾いてささくれになり、次の処理でまた同じ場所が引っかかります。
回数を重ねるほど、かえって手間が増えていきます。取り切れなかったぶんは、翌月に持ち越して構いません。
乾いた状態で押し上げない
指先が乾いたまま道具を当てると、角質が硬いので余計な力が要ります。お湯につけたあと、水分が残っているうちに済ませてしまいましょう。
道具は使う前と後に拭いておく
プッシャーやニッパーは、使う前後にアルコールで拭いておきます。刃先に角質や水気が残ると、雑菌やサビの原因になります。
家族との共用は避けてください。
赤みや出血が出たら、その日は中止する
少しでもピリッとしたら、道具を置いてその日は終わりにします。翌日以降に持ち越しても、仕上がりは変わりません。
出血した場合は、洗い流して清潔なもので押さえます。オイルやリムーバーなどの化粧品類は塗らず、赤みや痛みが続くようなら皮膚科で相談してください。
リムーバーには、傷やはれもの、しっしんなど異常のある部位には使わないよう注意書きが添えられている製品もあります。指先の状態が気になるときは、使用前にパッケージを確認してください。
自分でやるのが不安なときは
刃物を持つのが怖い、深爪ぎみで自信がない。そんなときは、ネイルサロンのケアメニューを一度受けてみるのも手です。
プロが整えた状態を見ておくと、どこまで取ればいいかの基準がつかめます。近くのサロンを探すときは、ケア中心のメニューがあるかを確認してみてください。
道具選びで迷ったときの基準
甘皮をやわらかくするリムーバー
リムーバーは、使う頻度から容量を決めます。置き時間も製品ごとに違うので、買ったらパッケージを確認しておきましょう。
キューティクルリムーバーII(デュカート/7mL)
オリーブ果実油とアボカド油を配合した7mLのボトルです。塗って1〜2分おき、コットンを巻いたスティックでらせんを描くように押し上げてから、ぬるま湯で洗い流す手順が公式に示されています。
ただし7mLと少量。家族の分もまとめてとなると、すぐ底が見えます。
キューティクルリムーバー 200ml(パラジェル/200mL)
メーカーが「短時間で甘皮周りの角質を柔らかくします」と説明する、サロン向けの大容量タイプ。使う前によく振り、使用後は洗い流します。
200mLは、年に数回のケアだと持て余す量です。ジェルネイルも自分でする方に向いています。
押し上げるプッシャー・スティック
押し上げの道具は素材で選びます。金属は薄く入るかわりに力加減が難しく、セラミックは当たりがやわらかいのが特徴です。
はじめの1本なら、セラミックのものが無難でしょう。
オイルインキューティクルプッシャーペン(ラッキートレンディ/AOP480)
ペン先はセラミック。そこからオイルがじんわりしみ出す構造で、爪を傷つけずにケアできるとメーカーは説明しています。
オイルとプッシャーが1本にまとまっているので、そろえる道具を減らせます。
セラミックプッシャー&サイドカルスカッター(ビューティーネイラー/CEPU-2)
1本にプッシャーと、240G(数字が大きいほど目が細かい)のセラミック面がまとまっています。甘皮処理・サンディング(=表面のならし)・角質除去の3つに使える設計です。
爪の脇のざらつきまで手入れできます。やすり面の刺激が気になるなら、押し上げ専用の道具を。
余分な甘皮を切るニッパー
押し上げたあとに角質が浮いて残るなら、ニッパーの出番です。刃物メーカーが家庭用として出しているものと、ネイル専業メーカーの入門モデルがあります。
どちらを選ぶかは、入手のしやすさと保管方法で決めて構いません。キャップが付いていれば、洗面所の引き出しにそのまま入れられます。
甘皮ニッパー KQ3251(貝印/オールステンレス)
2本のバネを使ったWスプリング構造で、ハンドルの開き幅・長さ・太さは女性の手でも握れるサイズに設計されています。本体は105mmとコンパクトです。
使わないときはキャップで刃先を覆えます。家電量販店やドラッグストアでも手に取れる1本です。
キューティクルニッパー C103(内海/全長100mm前後・刃長3mm前後)
ステンレス合金鋼で、こちらも2本バネの構造。全長100mm前後、刃長は3mm前後と短く、狭い範囲を狙って整えられます。
「鋭すぎない刃」という位置づけで、これからネイリストを目指す人からセルフ派までの入門モデルです。
仕上げのキューティクルオイル
オイルは、続けられる形のものを選ぶのがいちばんです。自宅に置きっぱなしにするのか、持ち歩くのかで、向く容器は変わります。
手を洗ったあとなど、塗るタイミングを決めておくと習慣になります。
キューティクルオイル(ネイルホリック/5mL)
5mLの小さなボトルです。爪の根元に適量をつけ、指で全体になじませて使います。
マニキュアを塗る前に使うなら、爪表面の油分を拭き取ってから。たっぷり使いたいときは、すぐ足りなくなります。
ネイルケア ジェルオイル N(RMK/2.2mL)
筆ペンタイプで、ホホバ種子油・ミネラルオイル・スクワランを配合しています。使いはじめは、筆先に液が出るまで15〜20回プッシュしてから塗ります。
ほのかなラベンダーの香り付きで、2.2mLと小ぶりです。カバンのポケットに入れておけます。
NS ネイル&キューティクル オイル(OPI/8mL)
スポイトで量を調整できるタイプです。爪とそのまわりに、マッサージするようになじませて使います。
ビタミンEと5種の植物オイルを配合し、1〜2滴で5本の指に使えるとメーカーは説明しています。
甘皮処理で、指先の印象は見違えます
今回は、甘皮処理の手順と、やりすぎを防ぐための注意点を紹介しました。取り除くのは爪に張りついた角質だけ、という線引きを守れば、爪の根元がすっきり見えてきます。
まずはお風呂上がりに片手だけ試して、左右を見比べてみてください。
ヘアカラー・スキンケア・ネイル・メイクを中心に、美容の話題をお届けしています。
商品の情報や価格はメーカーの公式サイトで確認し、編集部で内容を確かめたうえで公開しています。