女性の薄毛は原因で対策が変わる!ホルモン・頭皮・生活習慣から見直すコツを紹介

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朝の分け目、写真に写った自分の頭。ふとした瞬間に「前より地肌が見えている気がする」と感じることはありませんか。

女性の薄毛は、ひとつの原因で起こるとは限りません。ホルモンの変化、頭皮の状態、毎日の習慣、髪への負担が重なっているケースも珍しくありません。

この記事では、女性の薄毛につながる主な原因を整理したうえで、自分に当てはまるものを見分けるヒント、原因ごとの対策、今日の見え方を変える髪型までまとめました。

何から手をつければいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

女性の薄毛に多い、地肌が透ける見え方

「薄毛」と聞くと、生え際がだんだん後ろに下がっていく姿を思い浮かべるかもしれません。女性の場合、変化の出方はかなり違います。

分け目や頭頂部から、全体的に地肌が透ける

女性に多いのは、頭全体の髪が細くなり、地肌が少しずつ透けて見えてくるタイプです。医学的には「びまん性脱毛症」(びまん=一か所ではなく全体に広がっている状態)と呼ばれます。

ひとつの場所がごっそり抜けるわけではないので、気づくのは遅れがちです。

抜けた本数より、1本の細さが効いている

髪は1日およそ50〜100本抜けると言われています。この本数が変わらなくても、生えてくる髪が細くなれば、束ねたときの太さは目に見えて減ります。

「抜け毛は増えていないのに薄く見える」という感覚の背景には、この細さの変化があります。

気になる場所は人によって違う

同じ「薄くなった」でも、目が行く場所はだいたい3か所に分かれます。どこが気になるかで、打てる手も変わります。

女性の薄毛につながる主な原因

原因はひとつに絞れないことがほとんどです。心当たりがないか探しながら読み進めてください。

女性ホルモンの変化と加齢

髪の成長には、女性ホルモンのエストロゲンが関わっています。髪が伸び続ける期間(=成長期)を保つ働きです。

この分泌は30代後半あたりから下がり始め、更年期にかけて大きくゆらぎます。時期には個人差があり、成長期が短くなると、太く育ちきる前に抜ける髪が増えていきます。

出産やピルの中止によるゆらぎ

妊娠中は抜けずに残っていた髪が、出産後にまとめて抜ける時期があります。産後脱毛と呼ばれるもので、多くは半年から1年ほどで落ち着くと言われています。

低用量ピルをやめたあとにも、似た変化が現れることがあります。

頭皮環境の乱れ

髪が育つ土台は頭皮です。皮脂が残ったまま、あるいは乾いて硬くなった状態が続くと、根元の環境は整いません。

洗浄力の強すぎるシャンプー、すすぎ残し、濡れたまま寝てしまう夜。どれかひとつは身に覚えがあるのではないでしょうか。

睡眠・食事・ストレス

髪は、生命の維持に直接関わる部分ではありません。栄養が足りないとき、体が髪を優先するとは限らないわけです。

極端な食事制限の影響が髪に出るのは、数か月あとです。その場ですぐ変化が見えないぶん、原因と結びつけにくい部分でもあります。

慢性的な寝不足や強いストレスが続いているときも、髪より先に体の側から見直したいところ。

髪や頭皮への物理的な負担

同じ位置で分け続けると、その線に沿って髪が寝てしまい、地肌が目立ちます。きつく結んだポニーテールを毎日続ければ、生え際には引っぱる力がかかり続けます。

毛先が傷んでスカスカになると、毛束の見た目そのものが痩せます。心当たりがあるとすれば、このあたりです。

  • 高温設定のまま、同じ場所を何度も往復させるヘアアイロン
  • 短い間隔で繰り返すブリーチ
  • 目の粗いブラシを頭皮に強く当てるブラッシング

病気や薬の影響

甲状腺の疾患、鉄欠乏性貧血、円形脱毛症など、髪に変化が出る病気は複数あります。服用中の薬が関わっているかどうかも、自己判断の難しいところです。

この領域については、このあとまとめる相談の目安を先に見てください。

自分に当てはまる原因を見分けるヒント

原因が並んでも、自分がどれなのかは分かりにくいものです。手がかりは大きく3つ。

あわせて、自分で様子を見ないほうがいい場合の目安もまとめます。

「いつから」「どこから」を書き出す

変化に気づいた時期と、最初に気になった場所。このふたつをメモするだけで、候補はかなり絞れます。

出産から数か月後に始まったなら産後脱毛、生活が大きく変わった時期と重なるなら習慣、数年かけてじわじわ進んだならホルモンと加齢。時期は有力な手がかりになります。

抜け毛の量と、抜けた毛の状態を見る

排水口やブラシに残る毛を、量だけでなく1本の状態でも見てみてください。短くて細い毛が多いなら、育ちきる前に抜けているサインと言われています。

1日の本数の目安や、抜け毛が増える背景は女性の抜け毛が多いのはなぜ?考えられる原因とセルフケアを紹介!で詳しく整理しています。

年代で起きやすい変化から探す

40代と50代では、同じ「薄くなった」でも背景が違います。40代は30代後半から始まった低下を体感し始める時期、50代は閉経前後の大きな変化を挟む時期にあたります。

セルフケアで様子を見ないほうがいいサイン

次のような変化があるときは、原因を自分で決めつけず、皮膚科や女性外来で診てもらってください。

  • ここ数週間から2〜3か月のあいだに、抜け毛が急に増えた
  • 地肌の一部だけが円形に抜けている
  • 頭皮に赤み、かゆみ、痛み、湿疹がある
  • 産後1年以上たっても抜け毛が落ち着かない
  • 強い倦怠感や体重の変化など、髪以外の不調も重なっている

原因がはっきりすれば、次にやることも早く決まります。

原因ごとに変わる、今日からの対策

見当がついたら、そこに合う手から始めます。全部を一度に始めなくて大丈夫です。

ホルモンの変化そのものは、自分で止められるものではありません。だからこそ、髪が育つ側の環境を整える手が中心になります。

頭皮環境は、洗い方と乾かし方から

シャンプーは、髪ではなく頭皮を洗うつもりで指の腹を動かします。すすぎは、洗った時間と同じくらいが目安です。

洗ったあとは、毛先より先に根元を乾かします。濡れた頭皮を放置する時間は、短いほうが安心です。

基本の手順と続けるコツは女性のスカルプケアは今日から始められる!基本の手順と続けるコツを紹介にまとめました。

生活習慣は、睡眠と食事から見直す

寝不足の自覚があるなら、就寝時刻を30分早めるところから始めてみましょう。今週の予定のどこを削れそうか、探すだけでも一歩です。

食事では、たんぱく質と鉄を切らさないのがポイント。肉・魚・卵・大豆製品のどれかが1食にひと品あれば十分です。

髪への負担は、分け目と結び方を変える

分け目は、数センチずらすだけで地肌の見え方が変わります。同じ場所で分け続けない、が基本です。

毎日きつく結んでいるなら、髪をおろす日を週に何度かつくりましょう。ヘアゴムの位置を上下に変えるだけでも、かかる力は分散します。

今日から変えられる、髪型とスタイリングの工夫

原因への対策は、結果が出るまで時間がかかります。一方で、見え方のほうは今日から変えられます。

カットで地肌の透けをカバーする

トップに短い髪をつくると、根元が起き上がって地肌が隠れます。この段差がレイヤー(=長さを何段階かに分けて切る技法)です。

ただし入れすぎると毛先が軽くなり、かえって薄い印象になることも。量は担当の美容師さんと相談しながら決めてください。

逆に、ワンレングス(=段差をつけずに切りそろえた形)で重さを残しすぎると、根元がつぶれて分け目に線が出ます。

具体的なスタイルは女性の薄毛が目立たない髪型10選!分け目・頭頂部を自然にカバーで10種類紹介しています。

前髪は量を足すより「散らす」

薄くなった前髪を一枚にまとめると、隙間はかえって強調されます。毛先を散らして影をつくると、地肌が目立ちにくくなります。

顔まわりに数本おろすと、輪郭の印象がやわらぎます。

前髪の分け方や巻き方は、前髪が薄くなった女性におすすめの髪型!ふんわり見せるスタイリング方法も紹介で詳しく紹介しています。

乾かす向きを変えて根元を起こす

乾かす順番は、前に触れたとおり根元から。そのうえで、立ち上げたい方向とは逆に髪を倒し、温風を当てます。

分け目のあたりだけでも試す価値はあります。朝のひと手間で、鏡に映る地肌の印象はずいぶん違ってきます。

乾かし方のコツや毎日のケアは、ふんわり髪は毎日つくれる!ボリュームがない女性向けの対策を紹介で紹介しています。

美容室での伝え方

「薄毛が気になる」と言い出しにくければ、見え方の言葉に置き換えて伝えます。

  • 「分け目の地肌が気になるので、トップに動きを出したいです」
  • 「根元がつぶれるので、乾かすだけで立ち上がる形にしたいです」
  • 「毛量が少なく見えるので、表面に厚みが出るカットにしたいです」

悩みを共有できていれば、次回以降はこちらから言わなくても提案が出てきます。

女性の薄毛は、原因を見極めると対策が選べます

今回は、女性の薄毛につながる原因と、原因ごとに変わる対策を紹介しました。

ホルモン、頭皮、生活習慣、髪への負担。どれが効いているかが見えてくると、やるべきことは自然と絞られます。

気になる部位、年代、ケアの方法。それぞれ詳しい記事を用意しています。

できるところから、ひとつずつ始めてみてください。

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