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朝、乾かしてもブローしても、分け目のあたりはぺたんとしたまま。
50代に入ってから、そんな日が増えていませんか。髪のボリュームは、毎日のケアだけでなくカットの形でも見え方が変わります。
この記事では、50代で髪の量が減ったと感じる理由を整理したうえで、薄毛が目立たずに見える髪型の条件と実際のスタイルを6つ紹介します。美容室でのオーダーの伝え方、朝の乾かし方、髪色の選び方までまとめました。
何をお願いすればいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
トピック
50代で髪のボリュームが落ちるのはなぜ?
50代の「量が減った」は、髪の太さと生え方が少しずつ変わって現れることが多いようです。
なお、短い期間で急に抜け毛が増えた、地肌の一部だけが目立つといった変化があるときは、自己判断せず皮膚科などの医療機関で診てもらってください。
1本が細くなり、毛束が痩せる
髪には、伸びる時期(成長期)と抜ける準備をする時期があります。女性ホルモンのエストロゲンは、この成長期を保つ働きに関わるとされています。
閉経を迎える時期には個人差がありますが、50代はこの分泌が変化しやすい年代。成長期が短くなると、髪が太く育ちきる前に抜けていくと考えられています。
ヘアゴムを二重で留めていたのが三重になったとき、1本の細さが束になって表れます。
分け目の地肌が目立ってくる
何年も同じ位置で分けていると、その部分の髪は同じ方向に倒れたまま定着します。根元が起き上がらないぶん、地肌の見える幅が広がって見えることがあります。
鏡では気づかなくても、写真だと分け目がはっきり写ることも。真上から照明が当たるエレベーターの中も、地肌が出る場面のひとつです。
うねりとパサつきで根元がつぶれる
年齢を重ねると髪の断面が変化し、以前はまっすぐだった髪にうねりが出ることがあります。
うねった髪は隣同士が絡み、乾かしても根元が起き上がりにくくなります。表面がパサついていると光が乱反射して、毛量以上に広がった印象になります。
薄毛が目立ちにくい髪型に共通する3つのポイント
ボリュームの出方は、次の3点に大きく左右されます。美容室に行く前に、ここだけ押さえておくと話が早く進みます。
- 長さ - 肩より上に収める
- 段差 - トップ(=頭のてっぺん)にレイヤーを入れる
- 分け目 - 同じ位置で分け続けない
長さは肩より上を目安にする
髪は長いほど自分の重さで下に引っ張られます。ロングのまま根元だけ立たせようとしても、重さに負けてすぐ寝てしまうもの。
あご下から肩上に収めると、乾かしたときの立ち上がりが残りやすくなります。肩に当たって毛先がはねる長さだけは避けたいところです。
トップに段差(レイヤー)を入れる
レイヤーとは、上の髪を短く、下の髪を長く残して段差をつけるカットのこと。上の髪が軽くなり、根元が起き上がる余地ができます。
横から見ると、頭のてっぺんと後頭部が丸くふくらんだ形に。ぺたんとした縦長の輪郭とは、見え方がずいぶん違ってきます。
ただし入れすぎると毛先がスカスカに見えるので、「トップだけ軽く」と範囲を伝えるのが安全です。
分け目をずらし、前髪は薄めに取る
分け目を指1本分ほどずらすだけで、根元の倒れる向きが変わります。毎日同じ位置で分けないことが、いちばん手軽な対策です。
前髪を作るときは、頭のてっぺんから深く取らないようにしましょう。厚く取るほど後ろに残る髪が減り、トップが薄く見えてしまいます。
生え際の後退が気になるなら、前髪の幅を狭く取って厚みを出す方法があります。
50代の薄毛・ボリューム不足におすすめの髪型6選
ここからは、実際のサロンスタイルを6つ見ていきます。長さもカラーも違うので、いま自分が近づけそうな長さから見てみてください。
耳まわりすっきりのショートレイヤー
頭のてっぺんが自然に立ち上がり、耳まわりはすっきり収まったショートです。段差はトップに集めてあり、3点のうち長さと段差を同時に満たしています。
前髪は横に流し、明るめのブラウンが軽さを足しました。

前髪ありのふんわりショートボブ
前髪を浅く取っているぶん、トップに残る髪が減りません。あご下で切りそろえたボブに、薄めの前髪を合わせています。
前髪の毛先は目の上で分かれ、おでこがうっすら透けています。

後頭部にふくらみを出すショートボブ
後頭部の丸みがはっきり出て、襟足(後ろの首まわりの毛)は短く収めた形。上のふくらみが際立ちます。
ハイライト(部分的に明るく入れる細い筋)で白髪と暗い部分の差がぼけ、分け目の線も出ていません。

毛先の動きで見せるショートウルフ
ウルフとは、トップを短く、襟足を長めに残して段差をつけたカットのこと。顔まわりの毛先が外に跳ね、耳の下あたりに動きが集まっています。
ゆるいパーマが入っているぶん、乾かしたときに毛先の動きが出やすくなります。かかり具合は髪質で変わるので、担当の方に相談してみてください。

長さを残したいときのレイヤーミディアム
短くするのはまだ抵抗がある、という方の落としどころ。肩に届かない長さで、段差をしっかり入れたミディアムです。
上の層の毛先が外に流れ、下の層との間に隙間ができています。落ち着いたダークブラウンでも、この段差があれば重く見えません。

カールでふくらませるミディアムパーマ
肩上のミディアムに、ゆるいカールを入れたスタイルです。顔まわりから毛先にかけて波打っていて、髪と髪の間に空気が入ります。
カットだけでは物足りないと感じたときの選択肢になります。

美容室での伝え方と、家でできる工夫
同じ写真を見せても、言葉の選び方で仕上がりには差が出ます。家に帰ってからの手順もセットで考えておくと、サロン帰りの形が続きます。
オーダーで使いたい言葉
「薄毛を隠したい」と伝えると、毛量を残して上から覆う、重めのカットになることがあります。困っている場所と欲しい状態を、そのまま言葉にするほうが伝わりやすいはず。
- 「トップがぺたんとするので、根元が立つように段を入れてください」
- 「分け目の地肌が気になります。分け目をぼかせる形にしたいです」
- 「毛先の量は減らさず、上のほうだけ軽くしてください」
写真を見せるときは「この後頭部のふくらみが欲しい」と、気に入った部分を指で示すと伝わります。パーマをかけるなら、数か月で落ち着いてくるので、かけ直す間隔も一緒に聞いておくと安心です。
乾かし方で立ち上がりが決まる
ドライヤーの当て方ひとつで、朝の形が決まります。順番はこの3つだけ。
- タオルで水気を取ったあと、指の腹で根元を左右に動かしながら風を入れる
- 髪を分け目と反対側に倒し、根元が起きた状態で全体を乾かす
- 仕上げに冷風を当てて、立ち上がった形が冷めるまで待つ
3つめを省くと、せっかく起こした根元が戻りやすくなります。冷風のボタンを押すだけなので、ここは飛ばさずにおきたいところです。
カラーで地肌の透けをぼかす
暗い髪色は地肌との明暗差が大きいので、少し明るめのトーン(=髪色の明るさの段階)にすると分け目の線がぼやけて見えます。
白髪染めなら、細いハイライトを混ぜる手も。染めた部分と伸びた部分の境目が一直線にならないので、根元が伸びてきても目立ちにくくなります。
ヘアカラー剤のメーカーや業界団体は、染める前ごとのパッチテストを案内しています。これまで問題がなかった方でも体質は変わるので、不安があれば施術前にひと声かけておくと安心です。
髪型を選び直せば、50代のボリューム不足は見え方から変わります
今回は、50代女性の髪のボリュームが落ちる理由と、薄毛が目立ちにくい髪型を6つ紹介しました。長さ・段差・分け目の3点を意識しておくと、鏡に映る印象は変わってきます。
紹介した6つはどれも実際のサロンのスタイルで、出典リンクからそのサロンのページを見られます。気になる写真を1枚持って、次の美容室でぜひ相談してみてください。
本記事で引用させて頂いたサロンさま
ヘアカラー・スキンケア・ネイル・メイクを中心に、美容の話題をお届けしています。
商品の情報や価格はメーカーの公式サイトで確認し、編集部で内容を確かめたうえで公開しています。