毛先をぷつっと切りそろえたタッセルボブを、サロンのカタログで見かけるようになりました。重さを残したラインがきれいに出るので、甘くなりすぎないのが魅力です。
ただ、切りっぱなしボブとの違いが分かりにくい、と感じたことはないでしょうか。
この記事では、タッセルボブの特徴と顔型別の似合わせ方を整理しました。人気スタイル6選、美容室での頼み方、スタイリングのコツもあわせて紹介します。
イメージ通りの毛先で仕上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
タッセルボブとは?毛先のライン感が魅力の韓国発ボブ
まだ聞き慣れない名前かもしれません。韓国発のスタイルとして紹介され、日本のサロンにも広がりました。
どんな髪型を指すのか、名前の由来から整理します。
「房飾り」から名付けられたぷつっとした毛先
タッセルとは、カーテンの留め具やピアスに使われる房飾りのこと。毛先を重めに残し、一直線に切りそろえたシルエットが名前の由来と言われています。
毛量を削らないので、毛先が一本の線のようにそろいます。
甘さを抑えたラインでありながら、シルエットはボブの丸み。大人可愛いと呼ばれるのは、この二面性があるからです。
切りっぱなしボブとの違いはラインの出し方
切りっぱなしボブとよく似ていますが、仕上げの方向が少し違います。
切りっぱなしはラフさや抜け感を強調する仕上げで紹介されることが多い一方、タッセルボブは毛先の線をそろえて見せる方向です。
とはいえ、サロンのカタログでは同じスタイルに両方の名前が付いていることも珍しくありません。呼び分けにこだわるより、毛先をそろえたいと伝えるほうが確実です。
長さはリップラインから肩上まで
長さの幅は広く、リップライン(=口の高さ)、あごライン、肩上のどこかに設定するのが一般的です。
結べる長さを残したいなら、あご下3〜4センチが目安。ぎりぎり結べるラインとされていますが、毛量によって変わります。
首元をより大きく開けたい方は、リップラインまで短くする選択肢もあります♪
顔型別に見るタッセルボブの似合わせ方
タッセルボブは、前髪の作り方と毛先の動かし方で印象が変わります。輪郭のどこをカバーしたいかを、先に決めておきましょう。
面長さんは前髪で横幅をつくる
面長さんには、前髪の横幅を広めにとる作り方が向いています。縦の長さから視線が外れ、横のラインが足せるためです。
シースルーバング(=毛先を薄くして額を透かせる前髪)なら、重さを出さずに済みます。幅を広めにとるのが、面長さんの場合のポイント。

丸顔さんは前髪を長めに残して縦ラインを
丸顔さんは、前髪を長めのシースルーバングに。額が縦に透けて、顔の縦ラインが出ます。
前髪なしやセンター分けも、額を縦に見せる点では同じ考え方です。
同じシースルーバングでも、面長さんは幅を広く、丸顔さんは長めに。足したい方向が違います。

ベース顔さんは顔まわりに髪を残す
エラの張りが気になるベース顔さんは、顔まわりに髪を残して輪郭にかぶせる方法があります。
前髪の中央は肌を見せて縦の線を出し、サイドは横に流してエラにかぶせる作り方です。顔まわりにだけ少し段(=長さの段差)を入れると、頬にかかる髪がやわらかく動きます。
![ナチュラルタッセルボブ[柏/柏駅/髪質改善/韓国/ボブ]](https://cloudinary-a.akamaihd.net/vivivi/image/upload/t_beauty,f_auto,dpr_2.0,q_auto:good/c_pad,w_300,h_300/v1754279425/stl_56320_68902dffe7e27_01.jpg)
逆三角形さんは毛先を外ハネにして柔らかく
あご先がシャープな逆三角形さんは、毛先を外ハネにすると輪郭の下側に丸みが出ます。
細くなっていく輪郭の、その先に幅を足すイメージです。

人気のタッセルボブ6選
同じタッセルボブでも、長さと髪色で表情はずいぶん変わります。自分に近い一枚を探してみてください。
グレージュで軽やかに見せるタッセルボブ
後ろから見ると、毛先が一直線にそろっているのが分かります。
毛量は削らないぶん、色で軽さを出す方法も。グレージュ(=グレー寄りのベージュ)を重ねると、同じ重さでも軽やかに映ります。

黒髪のあご下3センチ、結べるぎりぎりの長さ
サロンが「顎下3センチ」(=あご下3センチ)と説明しているスタイル。結べる長さを残しつつ、首元は詰まって見えません。
黒髪だと毛先のラインがくっきり出ます◎

前髪ありの韓国風タッセルボブ
前髪を作ると、韓国っぽさが一段と強まります。明るめのブラウンと合わせた、やわらかい印象の一例です。

短めに切って首元をすっきり見せる
思いきって短くすると、襟足が出て輪郭がはっきりします。マフラーやタートルネックに埋もれないのは、この長さならでは。

ワインレッドで色を主役に
形がシンプルなぶん、色の出方がそのまま印象になります。発色のいいワインレッドを入れると、光の当たった面がきれいに見えます。

ハイトーンベージュで抜け感を出したタッセルボブ
明るいベージュに振れば、直線的なラインもやわらかい印象に。
眼鏡やジャケットなど、辛口の小物とも相性のいいバランスです。

失敗しない頼み方の3つのポイント
タッセルボブは、毛先の重さとラインが命。逆に言えば、そこさえ伝われば大きく外れません。
オーダーで押さえたいのは次の3点です。
- 長さ(あごから何センチ下げるか)
- 段を入れるか、入れないか
- 見せる写真の角度
前髪は、顔型別のセクションで決めた形をそのまま伝えれば大丈夫です。
長さは「あごから何センチ」で伝える
「ボブくらい」では、リップラインから肩上まで幅がありすぎます。あごを基準にして、そこから何センチ下か(短くするなら、あごから何センチ上か)で伝えると、ずれが減ります。
そのまま言うなら、こんな一言です。
「あごから3センチ下で、全体に段は入れずにお願いします」
段を入れるか、毛量を削るかは別の質問
タッセルボブは、全体に段を入れないのが基本。毛先の重さがラインを作るためです。
顔まわりだけは、輪郭のカバーに段を使う場合もあります。
もうひとつ、「軽くしますか」と聞かれたら、それは毛量を削るかどうかの別の質問。ここで「軽くしてください」とだけ答えると、毛先を削られてラインがぼやけることも。
写真は角度を変えて複数枚見せる
正面の写真だけでは、後ろの長さや毛先のそろい方が伝わりません。用意しておきたいのは次の3方向です。
- 正面(前髪の幅と長さが分かる)
- 横(あごから何センチ下かが分かる)
- 後ろ(毛先のラインが分かる)
気になる写真は、スマホに保存して見せると早く伝わります。
タッセルボブを保つスタイリングのコツ
切ったあとの再現は、家でのひと手間しだい。難しい技術は要りません。
毛先は動かしすぎない
毛先をバラバラに散らすと、せっかくのラインがぼやけます。全体はストレート寄りに整えるのが基本です。
逆三角形さんのように、外ハネで輪郭をやわらげたい場合も考え方は同じ。毛先を同じ方向にそろえれば、ラインは保てます。
ヘアミルクやオイルは少量を毛先に
ツヤの出るヘアミルクや、軽めのオイルを少量なじませる仕上げが定番です。つけすぎると毛先が束になり、重たく見えてしまいます。
手のひらに残ったぶんを、最後に前髪へ。これくらいの量で足ります。
広がりやすい髪は事前に相談を
くせが強い髪や広がりやすい髪を、重さだけで抑えようとすると、思った形にならない場合があります。
ストレートパーマ(=くせをのばす施術)や髪質改善メニュー(=サロンによって内容の異なる、質感を整える施術の総称)と組み合わせて提案しているサロンもあります。カウンセリングで聞いてみると安心です。
タッセルボブは頼み方を押さえれば大人可愛く決まります
今回は、タッセルボブの特徴と顔型別の似合わせ方、人気スタイル6選、頼み方とスタイリングのコツを紹介しました。
長さ・段・前髪の3つを決めておけば、あとは美容師さんが形にしてくれます。ぷつっとそろった毛先は、それだけで韓国っぽさが出るのが嬉しいところ。
ボブの得意なサロンを見つけて、ぜひ気になる写真を持って行ってみてください。