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ハイレイヤーは、トップに近い高い位置から段差を入れて軽さを出すカットです。毛先が重くて広がる、巻いてもすぐ落ちてしまう——そんな悩みを持つ方に向いています。
ただ、段を入れすぎてスカスカになったらどうしよう、という不安もあるのではないでしょうか。
この記事では、段差の入る位置による違いと、重く見せないための顔型別の似合わせのコツを整理しました。人気スタイル6選、サロンでそのまま使えるオーダーの伝え方もあわせて紹介します。
髪の重さを何とかしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
トピック
ハイレイヤーとは?段差の入る位置で軽さが決まる
レイヤー=上下の髪につける「段差」
レイヤーは、上の髪を短く、下の髪を長く切って段差をつける切り方です。長い髪の上に短い毛が重なるので、毛束が一方向に落ちず、動きが生まれます。
逆に段差のないワンレングス(=全体を同じ長さで切りそろえた形)は、毛先に毛量が集まって重たいシルエットに。
ハイレイヤーは、その対極にあるカットです。
「ハイ」は段差が始まる位置の高さ
ハイレイヤーの「ハイ」が指しているのは、全体の段を入れ始める位置です。ハチ(=頭の横で一番張り出している部分)より上、トップに近いところから段が始まるものをハイレイヤーと呼びます。
あごや肩のあたりから緩やかに段を入れるものはローレイヤー。開始位置が数センチ違うだけで、軽さの出方はずいぶん変わってきます。
レイヤーには「全体の段」と「顔まわりの段」がある
もうひとつ、押さえておきたい区別があります。レイヤーには2種類あるということ。
- 全体の段:髪全体に入れる段。先ほどの「ハイ」は、この開始位置を指しています
- 顔まわりの段:顔まわりだけに入れる段。全体とは別に、好きな高さから入れられます
この2つを分けて考えておくと、サロンでの話が早くなります。
ミディアムレイヤー・ウルフとの違い
耳の高さ前後から全体の段を入れるのがミディアムレイヤーで、ハイレイヤーはそれより上から。段差の量が増えるぶん、トップがふんわりして、毛先に向かって細くなるシルエットになります。
トップの段差を強めつつ襟足の長さを残せば、ウルフカットの形。
ハイレイヤーは単体のスタイル名というより、軽いスタイルを組み立てるための土台と考えるといいでしょう。
ハイレイヤーが選ばれる理由
毛先の毛量が減って、動きが出る
段差を入れると、毛先に集まっていた毛量が上下に分散します。毛先が薄くなるので、裾が三角に広がるシルエットは収まります。
ドライヤーの風を下から当てるだけでも、毛先に動きが。
ただし髪質によっては中間が膨らむことも。詳しくは後半で触れます。
顔まわりに縦のラインが生まれる
顔の横の髪に段差が入ると、頬に沿って短い毛束が落ちます。この毛束が縦の線になり、輪郭の横幅から視線をそらしてくれます。
顔まわりのレイヤーが選ばれるのは、この縦のラインを狙ってのことです。
朝のセット時間が短くなる
髪そのものが動いてくれるので、スタイリングの手数は減ります。乾かしてオイルを毛先にもみ込むだけで、それらしい形に。
全体をコテで巻いていた方なら、毛先だけ整えれば済む日も出てきます。
とはいえ、何もしなくても決まるわけではありません。
重見えしない!顔型別ハイレイヤーの似合わせのコツ
同じハイレイヤーでも、顔まわりの段の高さと、毛先の量の残し方で、輪郭の見え方は変わります。隠すのではなく、視線が集まる場所を作るのがコツ。
担当美容師さんに伝えるときの言葉も、それぞれに添えました。
面長さんは横のボリュームを作る
面長さんは、顔まわりの段を高い位置から入れると縦の長さが強調されます。頬の横に丸みが出る高さ——頬骨より下から入れると、横幅が補われます。
全体の段はハイレイヤーのままで大丈夫。前髪を作れば、縦の面積はもっと小さく。
「トップの段は活かして、顔まわりは頬骨より下から」と伝えるといいでしょう。
丸顔さんは高めの位置から段を入れる
丸顔さんは逆に、顔まわりの段を高めから。目の下あたりから入れると、縦のラインが出ます。
前髪はセンターパートや、目尻に流すサイドバングとの相性が◎。全体の長さはあごより下に残しておくと、丸みとのバランスが取れます。
「トップの段は活かして、顔まわりは目の下から」と伝えると、イメージが共有しやすくなります。
ベース顔さんはエラの横に動きを置く
エラの張りが気になる方は、その高さに毛束が来るよう、顔まわりの段を設計してもらいましょう。エラの位置でストンと落ちる直線的な髪は、輪郭のラインをなぞってしまうためです。
段差で毛先が散れば、顔の形の印象は和らぎます。
オーダーのときは「エラの横に動きがほしい」と言い添えておきましょう。
逆三角さんは下に重さを残す
あご先が細い逆三角さんは、毛先まで軽くすると顔の細さが際立ってしまいます。全体の段はトップに集めて、毛先の量は残す設計に。
肩下でゆるく巻ける長さがあると、下半分に重みが生まれてバランスが整います。
「全体の段はトップ中心で、毛先の量は残して」と伝えてみてください。
ハイレイヤーの人気スタイル6選
段差の入り方は、実際のスタイルを見るとつかめます。長さもカラーも違う6例を集めました。
顔まわりから流れるくびれミディアム
顔まわりの段差が外へ向かって流れ、毛先が軽く跳ねています。あご下あたりが細く締まって見える形が、くびれです。
前髪は薄く取ったフレンチバング。顔まわりの段が目の高さあたりから入っているので、頬に沿って細い毛束が落ちています。

黒髪でも重く見えない韓国風ハッシュカット
暗い髪色は重さが出ると思われがちですが、段差が入ると印象が変わります。
顔まわりと中間に細かく段を重ねたハッシュカット。前髪を薄めに残すことで、黒髪のまま空気感を作っています。

パーマを重ねたゆるウェーブ
巻いてもすぐ落ちてしまう方には、段差にパーマを重ねる手も。乾かすだけでウェーブが出せる場合もあります。
どこまで再現できるかはパーマの種類によって変わるので、担当美容師さんに確認を。

暗髪ダークアッシュの外ハネくびれ
肩に当たる長さで外ハネにすると、あご下あたりにくびれが生まれます。
ダークアッシュの落ち着いた色でも、シルエットが細いので重たく沈みません。職場で浮かない範囲の変化を探している方に。

襟足を長めに残したハイレイヤーショート
トップに段差を集め、襟足だけ長さを残した、ショートのウルフに近い形です。首筋に細い毛束が落ちるため、ショートでも直線的になりません。
後頭部に丸みが出るので、絶壁(=後頭部が平らに見える形)が気になる方にもおすすめ。

ミルクティーベージュのハイトーンウルフ
明るい髪色は段差の陰影が出るため、レイヤーの形がそのまま見えます。先細りのシルエットなので、長さがあっても軽やか。
この明るさを出すにはブリーチを使うことが多いので、髪の状態は事前に相談を。

ハイレイヤーで失敗しないオーダーとお手入れ
オーダーで伝える3つのこと
「ハイレイヤーで」の一言だけでは、段差の量は美容師さんの解釈に委ねられます。次の3点を具体的に伝えると、仕上がりのズレが減ります。
- 全体の段を入れ始めてほしい高さ(例:「ハチの上から」)と、顔まわりの段の高さ(例:「目の下から」「頬骨より下から」)
- 毛先の量を残したいか、軽くしたいか
- 普段のスタイリング(乾かすだけ/コテを使う)
写真を見せるなら、正面と後ろの2枚があると伝わります。
軽くしすぎを防ぐには
段を入れすぎてスカスカになるのが不安な方は、最初のカットを控えめにしてもらうのがおすすめ。一度切った髪は戻せませんが、足りない分は次のカットで足せます。
「今回は控えめに入れて、様子を見たい」と伝えれば、量を残して切ってもらえます。
髪質によっては中間が膨らむことも
くせ毛の方や毛量の多い方は、中間の段差部分が膨らむ場合があります。段で短くなった中間の毛が、外へ跳ねるためです。
次のように伝えておくと、切る前に量を調整してもらえます。
- 「広がりやすい髪質です」
- 「量は減らしすぎず、動きだけほしい」
伸びてきたときのメンテナンス
段差は伸びるほど位置が下がるので、2〜3ヶ月ほどで軽さが薄れてくることが多いようです。
毛先だけ切ると段の形が崩れるため、レイヤーの入れ直しまで含めて相談するのがおすすめ。予算やタイミングが合わないときは、前髪と顔まわりだけ整えてもらう手もあります。
ハイレイヤーは似合わせのコツを押さえれば、髪が軽やかに仕上がります
今回は、ハイレイヤーの段差の入り方から顔型別の似合わせのコツ、人気スタイル6選、失敗しないオーダーとお手入れまで紹介しました。
全体の段をどこから始めるか、顔まわりの段をどの高さに置くか、毛先の量をどれだけ残すか。ここを決めておけば、重見えを避けながら動きのある髪に近づきます。
次のサロンでは、写真と一緒に「どこから段を入れたいか」を伝えてみてください♪
本記事で引用させて頂いたサロンさま
ヘアカラー・スキンケア・ネイル・メイクを中心に、美容の話題をお届けしています。
商品の情報や価格はメーカーの公式サイトで確認し、編集部で内容を確かめたうえで公開しています。